忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」

2008年10月14日 | 過去記事
■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」1

会社の部屋の冷蔵庫。

これだけ「食の安全」が騒がれている中、今年の5月9日をもって、めでたく賞味期限切れになった牛乳が1本出て参りました。今日も一日働いて、喉が乾いた工作員1号あたりが飲むかと、わくてかしながら事務所においていたのですが、どうやら飲まなかったようで・・・ちっ・・・カンのいい奴め・・今度は「何か」に「死ぬ汁」を注入してやる。

ところで―――――

http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK200809200056.html
<メラミン混入のおそれ、丸大が3商品を自主回収へ>
http://www.asahi.com/national/update/0920/NGY200809200008.html
<カビ米混入のオムレツ、愛知459校で 県教委調査>
http://www.asahi.com/national/update/0920/TKY200809200109.html
<給食厚焼き卵にカビ米使用の可能性 千葉、6万食以上>

「丸大が自主回収!!」
「459校でカビ米!45万3530食が!!」
「卵焼きにカビ米!!6万食!!」

回収だ!辞任だ!メタミドホスだ!カビ米だぁ!!!

換言しよう。

459校で45万食以上が喰われ、あと、給食の卵焼き6万食にもカビ米が使われましたが、健康被害はありませんでした。美少年と薩摩宝山持ってこい。

「支那産」の毒を相対化しようと、書けば書くほどその程度。消費者想いの新聞だなぁ。

思えば、

「支那産の毒餃子事件」を受けて、今年の2月1日の天声人語はこんなんだった。当日、私も日記に書いている。う~~む、記録の素晴らしさ。
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=522442&log=20080201
<ガチコメ的「毒入り餃子の捨て方」>

<<あぶない食べ物の筆頭といえば、古来フグだろう。美味なだけにあきらめきれず、フグは食いたし命は惜しし、となった。>

と始まる。なんのことだか思い出そう。

<その河豚汁を、ギョーザと言い換えねばならないような事態である。>

あ、そうそう。そうだった。「基準値の4万倍以上のメタミドホス混入」で、子供が死にかけていたときの話だった。で、天声人語は「河豚」と「毒餃子」を並べたんだった。

「2」へ

■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」2

<こんなことでは昔のフグなみに、口に入れるのが「肝試(きもだめ)し」になってしまう>

そうそうww

で、うまいことゆーなー(棒)となって、最後は、

<おりしも中国は、日本の正月にあたる春節が近い。帰省者を迎え、家族がそろって、湯気の立つ水餃子(ギョーザ)に舌鼓を打つのが習わしだ。おいしいものを笑顔で食べたい。その思いに、国の違いなどないはずである。>

と、わけのわからんことを心配し始める。

これを受けて、当時の私はこう突っ込んでいる。

≪日本の国民が400人以上も苦しんでおり、更にそれは増える傾向にあると知りつつ、支那の春節に支那人が「おいしいものを笑顔で食べれるかどうか」の心配を書く。

「その思いに、国の違いなどないはず」と締めくくり、どこか遠くの空に帰る前に、だがちょっと待ってほしい。「違いなど無ければ」なんだというのか。

日本で猛威を振るう「毒入り」で悩んでいるのは支那人も同じであると、日本人にとっての餃子は昼飯か晩飯だが、支那人にとっては習わしであり、それを楽しみにしている支那人のほうがかわいそうだとでも、もしくは「同じ」だとでも言うつもりなのだろうか。≫

ww

「3」へ

■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」3

で、今日の社説。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<農水相辞任―「お役所目線」の果てに>

いや、それはそうだろう。

たしかに、農水省も無責任極まりない。だが、ちょっと待ってほしい(しゃきーん)

毒餃子のときは「支那目線」ではなかっただろうか。

太田元農相の「やかましい発言」や「じたばたしない発言」を取り上げて、機嫌よく社説書いてるとこ申し訳ないのだが、ならば、福田の「非常に前向きですね発言」や、支那の「中国国内での混入はあり得ない発言」も、もっと楽しませてほしかった。

-

で、ちょっと横道に逸れるが・・

もうひとつの社説だ。上のやつのちょっと下ね。

<政党紙配布―公務員への刑罰どこまで>

もう、なにが言いたいのかわかんない、というか、「都合のいい言論は自由にさせろ」としか言ってないので、ここに記録する(笑)。すごい朝日脳であるぞ。電波がくるぞ!

<共産党の機関紙を配って逮捕された公務員が、また1人有罪になった。今回の事件は3年前の総選挙の投票前日、警視庁官舎で起きた。集合ポストに共産党機関紙の号外を入れた厚生労働省の課長補佐が、住居侵入の現行犯で逮捕された。検察は住居侵入容疑は「軽微」として不起訴にしたが、公務員の政治的活動を制限した国家公務員法に違反するとして起訴した。>

ええと、つまり、だ。

『3年前、厚労省の職員が「共産党の機関紙」を配ったと。住居侵入罪(朝日は罪を書いてないね!)の疑いで現行犯逮捕されたと。でも、住居侵入罪のほうは微罪(朝日は軽微って書いてるよ!)扱いということで不起訴処分。しかしながら、国家公務員法に違反したとして起訴された。』

ふむふむ。。。「4」へ

■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」4

では、「共産党の機関紙を配る」という行為は、国家公務員法によると「どのような違反」となるのか。ちょっと見てみよう。

【第102条 職員は、政党又は政治的目的のために、寄付金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法を以てするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除く外、人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。】

どストライク。言い逃れできると思うほうが不思議だ。そのままぢゃんか。

で、なんと「言い逃れ」しようとしたか。

<被告側は「公務員の政治的行為を禁じた法律自体が、表現の自由を保障した憲法に違反している」として無罪を主張した。しかし、東京地裁の判決は、求刑通り罰金10万円だった。>

「法律自体が違反している」

(。・ˇдˇ・。) ・・・

で、で、だ。

朝日はどのように擁護するのか。

<公務員に政治的な中立性が必要なのは言うまでもない。一方で、政治活動を含む「表現の自由」は民主主義社会の根幹となるものだ。公務員といえども、可能な限り尊重されねばならない。その二つのバランスをどうとるかが難しく、悩ましいところだ。>

確認する。これは大人が書いている。

全然「悩ましくない」と思う。つまり、共産党を応援したければ、公務員辞めればいい。だから、心配せずとも民主主義の根幹は大丈夫だ。大丈夫でないのは、朝日新聞の講読数であろう。まだ、そんなん読んでいる人がいるという事実が「悩ましい」と思う。

「5」へ

■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」5

そ、そして、だ。

朝日は東京地裁の「強い違法性がある」との判断を「わからないでもない」としながら、

<だが、被告が配ったのは勤務時間外であり、住人にとがめられなければ、公務員ということも知られることはなかった。そうした行為が行政の中立性を損ない、国民の信頼を揺るがすことになるのだろうか。そう考えると、果たして刑罰を科すほどのことなのか、と疑問がわいてくる。>

確認する。これは社会人が書いている。

勤務時間外ならば大丈夫だと思う人は大丈夫なのか。更に「咎められなければ公務員と知られることもなかった」という件はどうしたものか。不法侵入を咎めた住人が悪いのか。

<そんな思いにとらわれるのも、ひとつには、官僚出身の候補者が選挙で出身官庁の影響力を利用したり、官僚が政治家のパーティーであいさつしたりすることがまかり通ってきたからだろう。こんなことの方が行政の中立性を大きく損なっていないか。>

何を言っているのか。

全部を肯定する気はないが、ともかく「違法性」という観点からすれば、何の問題もないではないか。官僚出身の候補者は公務員を辞めているし、そもそも「官僚」とはどこからどこまでなのか。なんか「アジアの国々」というときと同じく、意図的に広範囲で物事を考えようとする悪意が見える。政策を企画立案する上級公務員は官僚ではないし、それ以外の、いわゆる、普通の「職員クラス」が政治パーティーで挨拶することなどあるのか?

<心配なのは、裁判所が有罪判決を繰り返すことで、公務員の表現や言論の自由が縮こまらないかということだ。公務員の政治的行為をどこまで制限すべきか。刑罰によって一律に禁じることが妥当なのか。これは立法の問題でもある。党派的な利害を超えて、国会でもじっくり議論してはどうか。>

阿呆な。様々な権限を有するからこその国家公務員法であるのに、その公務員が自由に「政治的活動」が行えるようになると、どれほどの不具合があるのかわからんのか。それこそが民主主義の根幹を揺るがすことだから、法律を策定してあるのだろう。

「6」へ

■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」6

もう、マトモに突っ込むのが阿呆らしくなってきたので、論理をぶち投げてまで、ここまで朝日が擁護する「共産党機関紙」とやらをみてみる。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-09-20/2008092025_02_0.html
<「ネット右翼」だった僕・この夏に入党・誤解とけた共産党HP>

ww

<ネット上では、戦前の言論弾圧についての論争で「(弾圧された人たちは)国家を転覆しようとしてたやろ」、自衛隊による市民監視には「国を守るためなら当然」と書き込みをしたという男性。「いつから外国いいなりの軟弱な国になったのか。日本を売り渡そうとしている共産党は国外追放すべきだ。乱れている日本の規律を正すため教師になって道徳を教えよう」と思っていたといいます。>

前半はともかく、後半はおかしくないぞ?んん?

<参院選挙で「自虐史観」からの脱却を掲げる「維新政党新風」に注目し、「この党が伸びれば日本は変わる」と期待しましたが、全員落選。「客観的にこの考えは受け入れられないんだ」と気づきます。>

なんという自己崩壊ww
阿呆なのか、こいつはww

おまえが「客観的」になれよwwあなたとは違うんですww

<その後、日本共産党ホームページで綱領を読み、誤解がとけました。「アメリカ、大企業言いなりやめようよ。自分の思っていたこと、まさにこれじゃないか」と合点。国家を転覆する「武力革命の党」などではなく、「選挙で多数をとろう」としていることも分かりました。「大政翼賛体制に抗して、反戦・民主主義を貫き、言論弾圧されながらたたかってきた。すごいことだと思った」と話します。>

いいですかぁ~~~~~?

これを「オルグ」といいます。

「7」へ

■2008/09/20 (土) ガチコメ的「牛乳に相談したほうがいい話」7

<誘われて党綱領学習会に参加しました。「米軍への思いやり予算や道路特定財源を見直し、税金の使い方を変えれば、ぼくたちが負担しなくても福祉を充実させられるし、奨学金も(貸し付けから)給付型に充実させられるんですよね。ふつうにみんなが暮らしていけるようにしようとしているのが共産党。過去の国会議事録を見ても終始、まともなことを言っていた。データを見たら正論なのは明らかで、こんなまともなのになんで(衆院で)九議席しかないんだよーと思いました」>

オルグされた哀れな少年よ。

<こんなまともなのになんで(衆院で)九議席しかないんだよーと思いました>

そこはなぜ、

<客観的にこの考えは受け入れられないんだ>

とは思わんのだ?

ほら、もう、思考が止まってるぞ。

ほら、もう、その程度の矛盾にも気づかないようになったぞ。

<党の魅力について、男性は、「いい人ばっかりいる」と話します。「入党のとき味口さんから『人として分厚くなれよ』と言われたんです。周りから信頼される人になって、党を理解してもらえるように話したい。まだ、選挙権がないのが悔しいです!」>

完全に「カルト宗教」の手口である。

何を誇らしげに書いているのか。阿呆なのか。

腐った牛乳よりも危ないぞ。

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