忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

「ビール腹」の真相に迫る!

2010年07月13日 | 過去記事
「ビール腹」の真相に迫る!

日増しに気温が上がり、仕事上がりのビールが美味しい季節になってきた。梅雨が明ければ、上司や同僚と連れ立ってちょっと一杯…なんて日はさらに増えることだろう。

しかし、20代も後半に差し掛かってくると、そろそろお腹まわりのたるみが気になり始めるお年ごろ。「ビール腹」なんて言葉もあるくらいだから、飲み過ぎによるメタボ化には用心したいところ。

実際のところ、アルコールのカロリーってどのくらいあるのだろうか? 医療ジャーナリストにして医学博士の森田豊先生に聞いてみた。

「ビールが太りやすい、というのはじつは誤解なんです。もちろんアルコールにもカロリーはありますが、これは体内に蓄積されにくい性質のカロリーですから、毎日飲んだからといって太ることはありません」

これはビジネスマンにとって朗報!? でもそれなら、ビール好きの中高年のお腹がぽっこり膨らんじゃっているのはなぜ…?

「それはビールで摂取したカロリーが問題なのではなく、一緒に食べるおつまみが原因でしょう。ビールを飲んでいると、どうしても脂っこいものやタンパク質の多いものなど、高カロリーな料理が食べたくなりますからね」

確かに、ビールには唐揚げやら餃子やら焼肉やら、高脂質・高タンパクのメニューがやたらと合う。森田先生いわく、ビールは胃液の分泌を促すため、食欲を増進させる性質を持っているというから、なおさら注意したい。締めにラーメンなんて食べようものなら、カロリー摂取量的には最悪といっていいだろう。

「ちなみに一般的な目安でいうと、ビール大瓶1本(633ml)のエネルギー量は246kcalで、そのうち体に蓄積されるのは89kcal。日本酒(一合)は198kcalに対して蓄積されるのは42kcal。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒にいたっては、体内に蓄積されるカロリーはほぼ0とされています」

つまり、あわせて摂る食事の内容にさえ気を付けていれば、アルコールは肥満の原因にならないわけだ。「飲み過ぎで太った」というのは言い訳に過ぎない。そもそも食べ過ぎないよう気をつけるべきだろう。お酒に罪なし!






会社勤務時代、部下のデブ男が「小さいおにぎり一個だけ」食べてたから心配になり「しっかり喰わんと仕事にならんぞ?」と注意したら「小食なんです」と噴飯ものの返しがきた。私は是非、その「体の仕組み」を然るべき施設で調べてくれと頼んだ。人類のためだ。彼の体の中を調べることにより、人類は食糧不足という難題から解放される可能性がある。また、エネルギー問題についても重大なヒントともなろう。

「小さいおにぎり一個」の栄養補給にて体重90キロ近くを維持しようと思えば、これはずっと寝ていても無理な数値ではなかろうか。彼の夢のような効率的消化器官、あるいは究極の省エネと言って大過ないカロリー消費システムを是非、人類のために役立ててみないか?と言ったら露骨に嫌な顔をされた。

私はよく「最高に太っていたときはいつですか?」という質問をされるが、常に「え?今です」と答えられるように気を使っている。極力、無駄な運動をしないように心がけ、朝から無理をしてでもカツカレーを喰う。酒も太ると信じていたから、飲みたくないのに無理をして飲んだりもした。それでようやく、今の体重を維持しているのである。

女性の「昼メシの弁当」が手の平サイズなのは可愛らしい。もちろん、ああぁ~~!焼き肉が食べたい!連れてってくれ!という女性はもっと好みだ。しかし、男がデブっ腹突き出しながら「あんまり喰わないんですよ、太る体質なんです」というのは気に喰わない。実に女々しい。

太っているのが嫌なら、そのメシの量を倍にして運動せよ、ということだ。喰わずに動けば絶対に痩せる。喰った量の倍動けば必ず痩せる。足し算と引き算のレベルだ。

「食べたいだけ食べて、寝ていても痩せるクスリないですか?」は醜い。デブは食欲を誇れ。喰えるから太ることが出来るのだ。運動しているデブはもっとすごい。あのウガンダ師匠やサモハン・キンポー師匠を彷彿とさせるのである。デブのバク転はすごいのである。

ところで、冒頭のデブ男だが、彼は「彼女?いまはまだ、いらないですね」と30半ばで言っていた。持っていた携帯電話は2機。出会い系を渡り歩くデブである。真面目なんだが欲が無いと言われていた。出世欲だ。彼は私とほぼ同期入社で同じ年齢だった。当たり前だが、最初会ったときは私にタメ口だった。よく仕事の相談もした。彼は喜んでいなかったが、二人で飲みに行ったこともある。私のことが「苦手だ」とはっきり言われたこともある。彼は私の好きなタイプではなかったが、同僚だし、仲良くしたかったのだ。

しかし、3年で私は店長、彼は一般職のままだった。収入も私は彼の3倍になった。私は社の食堂でカレーを3杯喰うから、食堂のおばちゃんにも人気だった。彼は食堂ではあまり喰わないが、コンビニでパスタと弁当とサイドメニューの唐揚げとアイスクリームとプリンを買っていた。私は「それ、ぜんぶ、喰うの?」と聞いたが、彼は「家でみんなで喰う」と言った。彼は父親と二人暮らしだった。父親は守口駅の立ち飲み屋の常連だ。なぜ、そんなつまらないウソをつくのか、私には理解不能だったが、デブの心理はデブにはわかる。

つまり、彼は「そんなに喰うから太るんだ」と言われるのが嫌なのである。それは結果が伴っていないからだ。ハゲやチビ、デブやブス、まあ、なんでもいいが、要するに「自分に自信が無い」からそういうことになる。自分に自信が持てないのは、そのコンプレックスの所為だと認識する。それにより「努力」の可能性を摘み、自分以外の何かの所為にすることによって、己の怠惰は免罪されるのである。しかし、現実は変わらぬ。彼女も出来なければ、仕事でもパッとしない人生が続く。いつか、勝手に、ある日突然、何かが変わると信じておれるのも若いころだけだ。結局のところ、自分のことは自分で何とかするほかないと気付く。でも、それにはもう、相当に出遅れていると自認することになる。

あきらめる、わけだ。だから、くだらぬ言い訳ばかりが頭をよぎる。

デブはしっかり喰うか、痩せる努力をせよ。虹の会長は「髪の毛不要論」の急先鋒である。散髪も私より行く。まさに「ハサミの音」を聞きに行くだけではないのかと思しき毛髪量ながら、散髪屋に行くのである。散髪屋も「理容ってなんだろう・・」というところから「究極の職人魂」は芽生えるのだろう。虹の会長が来て「前を揃えて、上は少しすかしてください」とか言われたら、私はもう、5年は幸せであろう。前とか上とかわからないのである!上をすかすなど、それはもう、頭蓋骨レベルでの話となるのだ!!

太ることに酒が関係ないように、自信が無いことに太っているも関係ない。コンプレックスやハンデキャップというものは克服することに意義がある。加えて「目に見えるモノ」は往々にして小さなことだ。深刻なモノは隠れていて見えない。見えないモノは気付きにくい。例えば、洗脳されて気付かないとかね。じわじわくる。仕事も金も、恋愛も健康もあるのに「なんだか不安」とかね。「思想のコンプレックス」は歳とらないとわからない。


3 コメント

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Unknown ()
2010-07-14 11:29:15
さすが、我らが会長&副会長!
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Unknown (久代千代太郎)
2010-07-15 02:31:58
>▲


こんど、帝さんと「チョコレートブロック対決」してね。ふたりが腹筋かためてーぐっと我慢してーそこをガチコメタンクで轢くんだ。
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Unknown (タツゴロウ)
2016-07-01 20:46:13
いゃ~為になりましたそのとおりですよね
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