忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

もう、そろそろ引きずり出そう。

2014年03月04日 | 過去記事
他の事業所でアルバイトしている女子大生。先日、所用で立ち寄ると「お土産です」とチョコレートをくれた。先週、グアムに行って来たとか。 チョコは喰えない私だが、その代わり妻の大好物がチョコでもある。有り難く礼を述べて受け取ったあと、そういえばこの彼女、先月はハワイ、その前はどこだっけ。 「バリ島です」ということで、今度は卒業旅行とやらで数日間、友人らとディズニーランドらしい。景気のよろしい話 . . . 本文を読む

ホンマにご無沙汰でした。コメント、メールくれた方、ありがとうございました。いや、それというのもね・・

2014年02月13日 | 過去記事
実は職場が変わってしばらく経つ。 現在の職場に転勤したのは2か月前、そこに部下というかアルバイトの男性、フリーターがいる。とある日、彼の親父さんが仕事場に来ていた。来客もあって忙しかった私は普通に仕事をしていたわけだが、その親父さんは息子と何やら話して出ていった、と思ったら入り口付近にまだいて、私のほうにちょいちょいと手招きしている。 ははん、なるほど。そういえばひと月ほど前、あんたの悪 . . . 本文を読む

忘憂之物 17

2013年08月30日 | 過去記事
去年のことだが、2012年度から使用される中学教科書の検定結果を文部科学省が公開した。このとき合格した全4社が竹島を記述し、全7社が尖閣諸島を取り上げることになった。これに対して毎度お馴染み、怪しげな「市民団体」とやらがイチャモンをつけた。 今回は「えひめ教科書裁判を支える会」という連中が検定撤回を求める抗議声明を出した。内容は<竹島や尖閣諸島問題で政府見解を押しつけるなど、違法な政治介入 . . . 本文を読む

忘憂之物 16

2013年08月28日 | 過去記事
数年ほど前、売人の在日韓国人と暴力団組長が覚醒剤の密輸で挙げられた。押さえられたブツは数百キロの北朝鮮製だった。まだ万景峰号が日本海域を自由に出たり入ったりしていた2002年、島根県の安来港に接岸して堂々と「荷降ろし」もしていた。在日が北朝鮮とのパイプ役になり、それを暴力団組長があちこちに捌く。悪い政治家みたいな連中だ。 警察は目を付けていた。つまり、泳がせていたわけだが、このきっかけが2 . . . 本文を読む

忘憂之物 15

2013年08月22日 | 過去記事
職場の飲み会(実は明日も別件がある)。私は身長が190センチある中年男性、本社の管理職と話していた。酒の進まぬ実にくだらない話、つまり仕事の話だった。 ふたつ隣の席の会話が聞こえてくる。テレビの話らしく、それもまた、ずいぶん前に見たテレビがどうしたこうした。キーワードがいくつか並んだ。和歌山のどこか、インドだったかどこだったか、台風で船が難破して日本人が助けて、明治時代くらいのことで、だ . . . 本文を読む

忘憂之物 14

2013年08月17日 | 過去記事
中型スーパーで働いているとき、いつもヒマそうにしている商人さんの中に「寿司屋」があった。スーパー内のテナントだから「持ち帰り専門」。朝に握って棚に並べ、それを売りきる感じで一日が終わる。注文や配達がなければ、夕方には奥さんに店を任せてちょっと一杯、みたいなライフスタイルを羨ましく思ったモノだ。 しかし朝の4時頃、いつものように大阪まで仕入れに行く私が、トラックがある店の駐車場から寿司屋を . . . 本文を読む

忘憂之物 13

2013年08月13日 | 過去記事
仕事で2日間だけ兵庫県に。そこの現場責任者、40代半ば(?)の女性と話す。 話題は「人材」について。女性は「経営感覚をもってもらう」とか「自分で考えさせる」などと、巷に溢れる「人材教育本」そのままを語っていた。とりあえずは勉強しているようだったが、ちょくちょくスマホが鳴る。私が不思議そうに覗き込むと、少し笑って「部下の社員から」だと教えてくれた。「LINE」だそうだ。 私がメモ用のノー . . . 本文を読む

ブラック企業集中取り締まり…立ち入り、公表も

2013年08月08日 | 過去記事
ブラック企業集中取り締まり…立ち入り、公表も <厚生労働省は8日、若者に極端な長時間労働を強いるなどする、いわゆる「ブラック企業」への集中取り締まりを実施すると発表した。  若手社員の離職率が極端に高かったり、過重労働が続いていたりする疑いのある全国約4000社に対し、9月の1か月間に立ち入り調査する。悪質な労働基準法違反などが確認されれば書類送検し、社名を公表する。  対象は、平均 . . . 本文を読む

忘憂之物 12

2013年07月31日 | 過去記事
最近は行けていないが、我ら夫婦はよく美術館などにデートする。妻は恐竜博物館も好きだし、なにやら古い石があるだけのコーナーも好きだが、学生時代には美大も目指したほど絵心もあるそうな。比して私はダメだ。小学校の頃、少しだけ漫画家になりたいと思った時期もあったが、ストーリーはともかく画力とセンスが壊滅的になかった。 だから抽象画などをみてもわからない。退屈だから、と建物の防犯設備などをみている . . . 本文を読む

忘憂之物 11

2013年07月30日 | 過去記事
安倍自民が圧勝してから数日、コンビニや駅の売店に並ぶ週刊誌の見出しを見てニンマリする。「自民党のやりたい放題」「安倍政権、日本制圧」ときて、週刊朝日はそのまま「自民圧勝の憂鬱」だった。思わず買った。 なかなか面白い記事が載っている。田原総一郎も「いまこそ大社会党を作れ」と野党連合を勧めているし、宮崎駿にも「改憲絶対反対」と言わせて喜んでいた。あの北原みのりも書いている。「ニッポンスッポン . . . 本文を読む

忘憂之物 10

2013年07月24日 | 過去記事
太平洋と大西洋を結ぶ、という構想はスペインのカルロス1世からだった。それが1500年代の話だ。実現は400年くらいあとの1914年、セオドア・ルーズベルトの時代までかかった。パナマ運河だ。 目的は大西洋艦隊を太平洋に送ること。だからいまでも運河を渡れる艦船の最大の大きさ、いわゆる「パナマックス」は大東亜戦争時におけるアメリカ海軍の艦艇のサイズになる。 また、この運河はスエズなどとは違い . . . 本文を読む

忘憂之物 9

2013年07月20日 | 過去記事
[ABCD包囲網]と聞けば耳触りが悪いが、日本には「日本ABC協会」というところがあって、ここが新聞や雑誌の販売数(実売数)を調査する。いわゆる「ABC調査」だ。 この調査によると、2010年の調査で目出度く、朝日新聞の朝刊が800万部を切ったとの結果が出た。日本が少し良くなった成果が数字になった瞬間だった。当時の秋山社長は「800万部を維持」と明言していたから、これがダメとなって連続の . . . 本文を読む

忘憂之物 8

2013年07月18日 | 過去記事
環境が変われば知りあう人が増える。最近また、還暦過ぎた女性から10代の大学生まで、いろんな人と知り合った。嬉しいことだ。 その日、虐められていたのは19歳の大学生。倅よりも1つ下になる。大学では化学分野での勉強をしているとか。聞けばかなりの秀才で成績もよろしく、書いた論文も満点貰ったと喜んでいた。それは中高年を含む周囲の「虐めっ子」からしても既知であり、こいつは勉強できるかもしれないけど . . . 本文を読む

忘憂之物 7

2013年07月14日 | 過去記事
いまの移動手段は「徒歩」が圧倒的に多い。ひとり寂しいマンション暮らし(お盆まで、と願う)、帰宅するのは数日おき、という悲しい現状に加えて駐車場が確保できなかったからだ。ったく責任者出てこいと言いたい。 自転車を買おうかとも思った。しかしながら、必要なのは2ヶ月弱、乗り捨てるのももったいないし、持って帰っても邪魔になる。どうしたものかと悩んでいると、妻が「バイク」を勧めてきた。作戦はこうだ . . . 本文を読む

忘憂之物 6

2013年07月07日 | 過去記事
小泉純一郎元首相が厚労相だったとき、ホームヘルパーという言葉は年寄りにわからない、として「訪問介護員」に改めた。たしかに家庭に訪問して介護をする人員、非常にわかりやすい。 元々は1962年に始まった「老人家庭奉仕員」だった。いまでこそ「(介護対象者以外の)介護や支援はやったらダメ」という建前があるが、このときはおよそ「家庭」におけるすべての仕事をやってもらうこともできた。犬の散歩や庭の掃 . . . 本文を読む