無駄削減「せいぜい2兆円」＝消費税上げの必要性指摘―官房長官

無駄削減「せいぜい2兆円」＝消費税上げの必要性指摘―官房長官

仙谷由人官房長官は18日夜、BS朝日の番組収録で、事業仕分けなどによる歳出削減に関し「残りせいぜい（無駄を）2兆円切れればいいところだ」との見通しを示した。また、昨年の民主党の衆院選マニフェスト（政権公約）について「のんきな構想で作ったが、税収が当初予算（の見通し）よりも減った」と指摘し、消費税引き上げが必要との認識を示した。
　
参院選で民主党の獲得議席目標については、「首相の言っている54が目標ラインだ」と述べる一方、「極めて楽観的希望としては過半数の60を超えたい」と述べた。
　官房機密費（内閣官房報償費）については、使途を原則公開する方向で検討する考えを示した。ただ、公開時期については「何十年か先の話だ」と語った。　



福田元総理も北京五輪の日本代表選手に「せいぜいがんばってください」と言った。また誤解されやすい日本語を使うものだと叩かれたが、“せいぜい”の肯定的な意味とは「能力の及ぶかぎり努力するさま。できるだけ。精いっぱい」などが含意されるからである。さて、この場合はどうか。最後に「（2兆円切れば）いいところだ」がつく場合は言い抜け不能だと思う。