先週の木・金にかけて用事で上京してきた。金曜日の10日は、上野(尾形光琳)→九段下(山種美術館)→新国立美術館(ピカソ展)と美術館巡りを予定していたのだが、板橋区立美術館で「北斎DNAのゆくえ」という美術展をやっているのを行く間際になって知り、上野と板橋に切り替えた。これが間違いではあった。
根拠地の新浦安は10時過ぎに出かけた。東京から池袋に出て、東武東上線で成増という駅で降りる。せいぜい20分くらいだろう、と踏んで歩いたのだが、これがいつまでも着かない。暑い日である。板橋区は道路が狭く道標の類も皆無である。いきなり三叉路に出たりする。店が無いので道を尋ねることもできない。市民農園や竹藪などがあって、田園的なところではある。あちらこちらに迷ってようやく美術館に着いたのは正午ちょっと前だった。脚は棒のようになっており、クタクタに疲れている。頭は熱気で朦朧としている。
企画展のタイトルは「北斎DNAのゆくえ」とある。葛飾北斎とその門人たちとの芸術的な関わり、を主題にした企画である。
と・こ・ろ・が、何を見ても何の興味も感動も涌かない。作品を保護するために照明を落としてあるので目を凝らしても何やらボーっと見える。楽しくない。面白くない。ホクサイが何だ!オレには何も関わりがないではないか!と思える。今、ホクサイの肉筆画の前に居るのだぞ、と自分に言い聞かせてもダメである。こんな場所に長居してもムダなので早々に退去した。帰りは美術館のすぐ前のバス停から成増駅前のバスに乗る。たちまち着いた。狭い道と寂れた街、それだけが印象に残った。
疲れるとこうなのだ。
ここで東京に帰るのが上策だったのだが、上野の尾形光琳を見なくては、と乞食根性を出したのがいけなかった。上野は池袋から山手線で8駅目である。車内は混んでいて、どの駅でも誰も降りない。誰もシニアに席など譲らない。
上野に着いた頃はヘロヘロである。国立博物館は上野駅から大変な距離だ。着いた頃は立っているのも難儀なほどに疲れてしまった。
尾形光琳?何だそれ?ということでした。ホウホウの体で東京駅に出て新幹線に乗って福島に帰る。
疲れたら美術展は見るな、という教訓を胸に抱いて福島駅に降り立った。お粗末とも何とも言いようがありませんね。
あ、それから、板橋区立美術館までは歩いては行けません。成増駅前からバスに乗るべし、という教訓も。
また、上野の国立博物館にはシニアは行かないのが上策である。どうしても行くのであればタクシーを・・・・。シャトルバスくらい出してくれてもいいのにな、と思うのだけれども。
それにしても、同じ区立美術館でも渋谷の松涛美術館があんなにシックな建物だったのに板橋区立美術館はずいぶん殺風景なものだった。それも疲労の一因だった。
根拠地の新浦安は10時過ぎに出かけた。東京から池袋に出て、東武東上線で成増という駅で降りる。せいぜい20分くらいだろう、と踏んで歩いたのだが、これがいつまでも着かない。暑い日である。板橋区は道路が狭く道標の類も皆無である。いきなり三叉路に出たりする。店が無いので道を尋ねることもできない。市民農園や竹藪などがあって、田園的なところではある。あちらこちらに迷ってようやく美術館に着いたのは正午ちょっと前だった。脚は棒のようになっており、クタクタに疲れている。頭は熱気で朦朧としている。
企画展のタイトルは「北斎DNAのゆくえ」とある。葛飾北斎とその門人たちとの芸術的な関わり、を主題にした企画である。
と・こ・ろ・が、何を見ても何の興味も感動も涌かない。作品を保護するために照明を落としてあるので目を凝らしても何やらボーっと見える。楽しくない。面白くない。ホクサイが何だ!オレには何も関わりがないではないか!と思える。今、ホクサイの肉筆画の前に居るのだぞ、と自分に言い聞かせてもダメである。こんな場所に長居してもムダなので早々に退去した。帰りは美術館のすぐ前のバス停から成増駅前のバスに乗る。たちまち着いた。狭い道と寂れた街、それだけが印象に残った。
疲れるとこうなのだ。
ここで東京に帰るのが上策だったのだが、上野の尾形光琳を見なくては、と乞食根性を出したのがいけなかった。上野は池袋から山手線で8駅目である。車内は混んでいて、どの駅でも誰も降りない。誰もシニアに席など譲らない。
上野に着いた頃はヘロヘロである。国立博物館は上野駅から大変な距離だ。着いた頃は立っているのも難儀なほどに疲れてしまった。
尾形光琳?何だそれ?ということでした。ホウホウの体で東京駅に出て新幹線に乗って福島に帰る。
疲れたら美術展は見るな、という教訓を胸に抱いて福島駅に降り立った。お粗末とも何とも言いようがありませんね。
あ、それから、板橋区立美術館までは歩いては行けません。成増駅前からバスに乗るべし、という教訓も。
また、上野の国立博物館にはシニアは行かないのが上策である。どうしても行くのであればタクシーを・・・・。シャトルバスくらい出してくれてもいいのにな、と思うのだけれども。
それにしても、同じ区立美術館でも渋谷の松涛美術館があんなにシックな建物だったのに板橋区立美術館はずいぶん殺風景なものだった。それも疲労の一因だった。