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富田元治のブログ

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九州大学 ”ある研究者” の死。

2019年11月12日 | #デタラメ政治

九州大学 ある”研究者”の死を追って =非常勤講師の焼身自殺=。

過日、NHKが放送した【九州大学 ある“研究者”の死を追って】を見られましたか?

NHK news web ←クリック。

 

焼身自殺した非常勤講師は、 

竹中平蔵が行った国立大学改革の犠牲者です。

竹中平蔵は、大学教授の肩書で、人材派遣会社・パソナを経営し、

労働者を奴隷に落とし込んだ張本人です。

竹中平蔵は、安倍内閣の”未来投資会議”で、

格差社会を築き上げる政策ばかり提案しています。

 

マスコミは、

竹中平蔵が人材派遣会社を経営していることを全く報道しません。

私の知人の多くが、竹中平蔵を偉い大学教授だと思っています。

人材派遣会社・パソナの経営者だと知りません。

 

NHK・WEB 特集  =九州大学 ある“研究者”の死を追って=

画像は、非常勤講師が焼身自殺を行った解体予定の九大研究室。(サイトから無断拝借)。

 

生活場所(解体予定の研究室)にも追い詰められ、ついに自ら命を絶ちました。

2018年9月7日の早朝、

九州大学箱崎キャンパスの通称 “院生長屋” と呼ばれる1室で火災が起きました。

焼け跡から発見されたのが、九大大学院法学府博士課程の元院生の男性(46歳)でした。

自殺とみられています。

 

男性は移転・取り壊しが決定した研究室で、深夜一人研究を続けていました。

火災が起きた日は大学側による強制退去日でした。

解体が決定した研究室を、不法占拠した元九大院生による放火自殺事件でした。

 

しかし、事件後からSNSで 「他人事ではない」 という声が相次いでいます。

多くが40代の研究者たちです。

 

’90年代後半、政府の大学院重点化政策で大学院生の倍増が行われました。

ところが、2000年代に入ると、国立大学の人件費削減が行われました。

’90年代後半は大学院生の倍増、そして、小泉改革による人件費削減でした。

(竹中平蔵が唱える国立大学・民営化です)。

 

非常勤講師(非正規職員)が急増しました。

二つも三つも大学を掛け持ちし、月々の収入は15万円以下です。

九大院生長屋の放火自殺事件は、

時代に翻弄され、行き場を失った研究者たちの叫びなのです。

 

自殺した非常勤講師の男性は、親の事業破綻で中学卒業後、

自衛隊へ進み、苦労して九州大学に進学し、

大学院博士課程まで進み、憲法の研究に打ち込みました。

自殺した彼のどこが悪いというのでしょう~?

 

奨学金の返済に苦しみ、非常勤講師の職も雇い止め、

生活場所(解体予定の研究室)にも追い詰められ、ついに自ら命を絶ちました。

【生家に資産がないと、どんなに頑張っても報われない】。

これが真実です。

若者を死に追いやる社会が完成しているのです。

富の世襲、貧困の世襲、階級社会が完成しているのです。

 

奨学金の返済に苦しみ、非常勤講師の職も雇い止め、

生活場所にも追い詰められ、ついに自ら命を絶ったのです。

何を夢見て研究を続け、なぜ研究室で焼身自殺を行ったのか。

一人の男の死が問いかけているものを見つめる。(NHK)。 

 

 

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