社会構造上、決して上の階級に這い上がることはできない『マイルド貧困』。
困窮するほどではないが 這い上がれない「マイルド貧困」の実態。
『マイルド貧困』、初めて眼にした文字・言葉でした。
『マイルド貧困』、早稲田大学の橋本健二教授が言っているそうです。
ネットサイトから以下、抜粋・転載。
「1億総中流」と呼ばれた時代は、はるか昔。「格差社会」も通り越して、
今の日本には「現代版カースト制」さながらの「階級社会」が到来している。
生まれた家庭や、就職時期の経済状況によって「階級」が決まり、しかも固定化してしまう。
「格差社会」どころではない状況だ。
早稲田大学の橋本健二教授によれば、
一握りの富裕層である「資本家階級」(254万人、就業者人口の4.1%)を頂点に、
エリート層である「新中間階級」(1285万人、同20.6%)、
ホワイトカラーであるものの所得が低い「労働者階級」(2192万人、同35.1%)、
そして最下層の「アンダークラス」(929万人、同14.9%)という階級が固定化しているという。
シビアなのは、資本家階級を除き、今は新中間階級や労働者階級であっても、
滑り落ちる可能性が極めて高いこと。
そして、「大学をきちんと卒業し、新卒でいい会社に就職し、
正社員として働き続ける」という“レール”から一度でも外れると、元に戻ることは難しいという、
やり直しがきかない社会であることだ。
こうした階級に加えて、生活保護を受けるまでではないものの、
その“予備軍”である「マイルド貧困」という階級があり、確実に増えているのではないかと考えている。
橋本教授の区分でいえば、「労働者階級」の下の層と、「アンダークラス」の上の層とを合わせたイメージだ。
ぜいたくこそできないものの、困窮するほどは切羽詰まってはおらず、
趣味や好きなことに多少のお金を掛けることができる。
だが、いったんこの階級にはまってしまえば、最下層に落ちることはあっても、
社会構造上、決して上の階級に這い上がることはできない。
それこそが「マイルド貧困」だ。
ある意味で夢をつかんだ気もする。そう思い込みたい。
そう言い残して去って行った遠山さんの言葉から、新たに生まれた「マイルド貧困」の根深さが感じ取れる。
今日、明日を生きることはできる。しかし5年後、10年後の将来は描くことができず、目を背けてしまう。
そんな「マイルド貧困」の実態を、さまざまな角度から取り上げていくことにする。
(以上、ネットサイトから)。
橋本健二教授 (早稲田大学) サイトから無断借用。
夢と希望の無い弱肉強食、自己責任社会なのです。
早稲田大学の橋本健二教授、肩書きのある人が言えば、説得力があります。
私から言わせれば、何を今ごろです。
小泉・竹中の規制緩和、富を集中させるための規制緩和が、
新カースト制度、階級社会のスタートでした。
『マイルド貧困の絶望』
格差や貧困問題の是正が放置されているうちに、
「アンダークラス(パート主婦を除く非正規労働者)」が900万人を突破、
日本は「階級社会」への道を突き進む。
中でも「中間階級」が崩壊、「新たな貧困層」が生まれてきた。
それは、生活に困窮するほどではなく、好きなことに多少の金を掛けられるものの、
将来には希望が持てない「マイルド貧困」だ。
多くの国民が支持した・小泉改革の規制緩和によって作り出された『マイルド貧困』です。
無能集団民主党が、国民の政治に対する信頼をゼロにした罪は大きいです。
政党政治に対する信頼がゼロになった日本国民ですが、
無能集団の野党(旧民主党)より、うそつき集団・自民党がましなだけです。
今の野党は、無能を通り越し、存在価値のない政治集団です。