nekoはひとりで旅に出る。。。

何故ひとりで?ひとりが好きなんですよねぇ。会社員生活の限られた時間の中での世界女一人旅です。

F1オランダGP

2021-09-08 | 日々のこと

先週末はF1オランダGPでした。
オランダでのF1開催は実に36年ぶりとなります。
昨年も開催される予定でしたが新型コロナの感染拡大で中止となりました。

オランダはレッドブルのフェルスタッペンの母国ということもあり、観客席はオレンジTシャツを着たフェルスタッペンのファンで埋め尽くされていました。
オレンジはオランダのナショナルカラーです。
国旗にも使われていない色なのになぜオレンジ?

なんでも昔戦争でオランダ独立を勝ち取った王様の名前がオラニエ公ヴィレムというらしく、オラニエの英語読みがオレンジなので、自由と独立の象徴としてオレンジが使われるようになったんだとか。



さて予選の結果、ポールポジションはフェルスタッペン。
2番手のメルセデスのハミルトンとはわずか0.038秒差ですが、フェルスタッペンはドライビングでわずかにミスし、またDRSが開かないというトラブル(開くと空気抵抗がなくなり速くなる)があったので、それでもポールということは相当速かったんですね。

3番手はメルセデスのボッタス。
フェルスタッペンのチームメイトのペレスは予選Q3で赤旗が出た影響で最後のアタックができず16番手。
これで決勝はレッドブル1対メルセデス2の戦いとなります。

当然2台いる方が有利です。
2台の戦略を分けることができるので。

決勝ではスタートを決めフェルスタッペンリードのまま。

ハミルトンが先にピットインしてミディアムタイヤにチェンジ。
翌周フェルスタッペンも同様にミディアムタイヤにチェンジ。

前を走る車は後続の車と同じ作戦を取れば負けないというセオリーがあります。
とはいえ、先にピットインしたハミルトンがフレッシュなタイヤで飛ばせば遅れてピットインしたフェルスタッペンの前に出れる可能性もあります。
しかし3秒のリードをつけていたので、そうはならずフェルスタッペン首位のまま。

2ストップ作戦のハミルトンに対してボッタスは1ストップを取りました。
ボッタスをコース上にとどめ、ピットインで2番手に下がったフェルスタッペンをボッタスが抑える作戦です。
ボッタスに引っかかっている間にハミルトンが追いつき追い越そうというわけです。

ところがフェルスタッペンはいとも簡単にボッタスを抜き去りトップを奪還。
気持ちいいオーバーテイクでした。

その後ハミルトンは2回目のピットインを仕掛けます。
ミディアムタイヤが残っていたハミルトンに対し、フェルスタッペンはソフトかハードしか残っていません。
ソフト→ミディアム→ハードの順に速く、その順に持ちは悪いです。
メルセデスとしてはソフトを履かせて最後に性能低下したところで抜こうという作戦でした。

ここでフェルスタッペンはまさかのハードを選択。
フリー走行でもロングランのデータがなくどうなるか未知数でしたが、フェルスタッペンは見事にコントロールしてトップのままフィニッシュ。
見事地元で優勝を飾りました。
オレンジ一色の大観衆から惜しみない歓声と拍手が贈られました。

ところで、最後にボッタスはチームの指示で2回目のピットストップをしました。
これはソフトに履き替えてファステストラップを取るというよくある光景ですが、なんとチームから「今ハミルトンがファステストラップ持っているからタイム出さないでね」と言われてしまいます。
ボッタスは「それならなんでピットインさせたんだ」と怒ります。
当然ですね。
ボッタスは最後にスピードを緩めるもののファステストラップを出してしまいました。
まぁ、その後ハミルトンも3回目のピットストップをして結局ファステストラップを奪い返しましたが。

メルセデスとボッタスのギクシャクした関係を垣間見ましたが、このレース後ボッタスはメルセデスからアルファロメオへ移籍することが正式発表されました。
代わりに予想通りラッセルがメルセデスに加入します。

来シーズンのドライバーラインナップもだいぶ決まってきました。
レッドブルとアルファタウリは今シーズンと同じドライバーのままです。
ホンダは撤退してしまいますが、来年も両チームを応援したいと思います。

それにしても大勢の観客が来場して密な上にみんなマスクなし。
ビールを飲んでいる人もいました。

オランダはワクチン接種がすすんでいるとはいえ日本とだいぶ違いますね。
日本GPは無観客でさえ開催できないなんて。
日本政府よ…

コメント
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