先週末はF1イタリアGPでした。
イギリスGP以来2回目となるスプリント予選が開催されました。
まずスプリント予選のスタート順を決める予選が金曜日に行われました。
予選の結果は、1位がメルセデスのボッタス、2位がメルセデスのハミルトン、3位がレッドブルのフェルスタッペン。
土曜日のスプリント予選の結果は、1位ボッタス、2位フェルスタッペン、3位マクラーレンのリカルド、4位マクラーレンのノリスと続き、ハミルトンはなんと5位です。
ボッタスは予選前にパワーユニットを交換しています。
シーズン中3基までの交換は認められていますが、ボッタスは4基目のため決勝はグリッド降格ペナルティを受け最後尾スタートとなります。
という訳で決勝のポールポジションはフェルスタッペン。
ハミルトンが4位なので安泰かと思うところですが、今回は予選からマクラーレン勢が速いので油断できません。
そして決勝。
フェルスタッペンのスタートも悪くはなかったのですが、それ以上に良かったのがリカルドです。
リカルドは抜群の蹴り出しでした。
リカルドがトップに立ち、フェルスタッペンが追いかけるという形になりました。
そうは言ってもそのうち抜けるでしょうと思っていましたが、これがなかなか抜けない。
マクラーレン速いです。
23周目にまずリカルドがピットイン。
24周目にフェルスタッペンもピットインしますが、ここでなんとピット作業にミスがあり11秒もかかってしまいました。
ピットストップが速いレッドブルにしては珍しいミスです。
25周目にピットインしたノリスに前へ出られてしまい、フェルスタッペンは3位に後退します。
26周目にハミルトンがピットインし、コースへ戻るとそこにはフェルスタッペンが。
イヤな予感がしたんですよ…
両車はほぼ横並びの状態でターン1を曲がりますが、どちらも譲らず。
ターン2で接触し弾みでフェルスタッペンのマシンがハミルトンのマシンに乗り上げてしまいました。
結局2台ともリタイア。
審議の結果フェルスタッペンに非があると認定され、次戦3グリッド降格ペナルティとなってしまいました。
テレビで見ていた限りではどっちもどっちといった感じだったのですが。
両者はレース後自分の正当性を主張し相手を非難しています。
イギリスGPでも接触がありその時はハミルトンが優勝、フェルスタッペンはリタイアでした。
遺恨が残っているのかと思ってしまいますね。
当然残っているでしょう。
そして今回の接触でさらに深くなりましたね。
僅差でチャンピオン争いをしている2人なのでどうしても引けないのはわかりますが、クラッシュはいただけません。
私たちはレースが見たいのであって、どちらかもしくは両者がリタイアする姿は見たくありません。
そんな波乱のレースを制したのは終始トップを走行していたリカルド。
2位はチームメイトのノリスでマクラーレンのワンツーフィニッシュでした。
3位には最後尾スタートのボッタスが入りました。
最後尾から表彰台なのですごいことなんですが、途中他車と競り合った時に攻めきれず先行を許すというシーンもありました。
こういう場面で引いてしまうのがボッタスなんですよね。
そこがフェルスタッペンやハミルトンと違うところで、ボッタスは性格が優しいんでしょうけどチャンピオンを狙うには弱いのかなと思いました。
アルファタウリ勢ではガスリーがスタートしたもののマシントラブルでリタイア。
角田はスタート直前にブレーキトラブルが見つかりスタートできず。
レッドブルのペレスは5位に入りましたが、実は3位でフィニッシュしています。
前の車を追い越す時に故意ではありませんがショートカットしてしまい、5秒ペナルティを受けたため5位になってしまいました。
素人が見ていてもペナルティ受けるだろうなと思ったぐらいなので、これはチームが無線で抜いた車に譲るように指示するべきでした。
一度譲ってもまた抜き返せたと思います。
フェルスタッペンのピット作業ミスといい、今回はチーム全体がうまくいっていませんでしたね。
ホンダ勢は4台中3台がリタイアというなんともフラストレーションが溜まるレースとなりました。
次戦は全台完走してほしいものです。
もちろん優勝を含め全台入賞目指して。
今回も観客を入れての開催でした。
イタリアはフェラーリの本拠地なので赤いシャツを着ている人が多かったです。
アルファタウリのシャツを着ている日本人も映っていました。
現地在住の方だと思いますがうらやましいです。
日本GPが開催されたら私も着て行くつもりで買っていましたから。
レッドブルのシャツはいかにもF1って感じなので普段着ることはありませんが、アルファタウリはアパレルブランドだけあってデザインがシンプルなので普段着としても使えます。
毎年微妙にデザインが異なるのでつい買っちゃいますね。
来年ホンダは撤退してしまいますが、来年こそ日本GPに行きたいと思います。