カスバ街道を走っていると突然切り立った岸壁が目の前に。
トドラ峡谷 (Gorges du Todra)。
カスバ街道の中でも一番の景勝地です。
峡谷の入口で車を降りてドライバーさんには先に行っていてもらい
一人で渓谷を歩きます。
両側の岸壁の高さは定かではありませんが
高いところでは200mはあろうかと。
この垂直の岸壁を登るため、
世界中からロッククライマーがやってくるそうです。
この日は登っている人は見かけませんでしたが、
高所恐怖症の私は考えただけで寒気が…
壁が至近距離すぎて全体が撮れなかったんですが
圧巻な様子伝わりますかね?
高い岸壁に囲まれた峡谷は距離にして200~300mほど。
川沿いの道を写真を撮りながらゆっくり歩いて
とても気持ちよかったです
トドラ峡谷から車で少し走ったところにある
こちらのカスバホテルでランチ休憩。
車は手前の道路に駐車してあそこまで歩かなければなりません。
看板の横にある結構急な階段を降ります。
川もあり橋を渡ります。
岩山に川に緑。
落ち着く風景ですね~
屋内でも食べられますが、やっぱり屋外のテラス席ですよね。
野菜オムレツ 60DH(約740円)
オレンジジュース 15DH(約185円)
観光客向けレストランは高いですよね…
チップも払いました。
プールでくつろいでいたのは宿泊客でしょうかね。
宿泊客以外でも利用していいそうです。
まさに峡谷のオアシスでのんびり感があります。
また車を走らせます。
今日は移動距離が短いのでラクです。
車窓には赤土レンガの家並み。
モロッコらしい風景が広がります。
今夜の宿泊地、El-Kelaâ M’Gouna(エル・ケラア・ムグナ)。
エル・ケラア・ムグナはダデス谷にある小さな小さな農村です。
砂漠とマラケシュの移動途中ではワルザザードに泊まる人が多いようです。
ホテルやレストラン、銀行、商店など一通り揃っていて便利なので。
砂漠ツアー前後にフェズとマラケシュの2大都市に滞在するため
静かなところでのんびりしたいと思ってエル・ケラア・ムグナに決めました。
車は路駐して歩いて宿へ。
こちらが今夜の宿。
Kasbah Ait Moussa(カスバ・エイト・モウサ)
赤土壁がステキな全6室のカスバリヤドです。
外観もですが、内装がこれまたステキなんですよ~~
モロッコ人とフランス人の2人の男性が共同で経営しているそうです。
だからなのかモロッコ風とフランス風がうまくミックスされている感じがします。
部屋は広くて寝室にはベッドの他にクッションとテーブルが置いてあり
座ってくつろぐことができます。
寝室の他にリビングルームもあり。
バスルームも広々でした。
部屋のドアの鍵はコレ。
←こういう鍵なんてありません。
不揃いだったり隙間だらけだったり。
抜け感っていうんですかね。
絶妙なセンスです。
階段が滑りやすくて恐かった
中庭のプールサイドでミントティーを飲みながらまったり読書タイム
するとフランス人オーナーも隅の方で読書を始めました。
この日の宿泊客は私の他にもう1組だけだったのでヒマなのでしょう。
たっぷり読書を楽しんだ後はドライバーさんと宿周辺を散歩。
エル・ケラア・ムグナはバラの栽培で有名です。
ダデス谷をバラの谷と呼ぶ人も。
とくに5月はちょうど開花の時期です。
主にピンク色のバラがたくさん咲いていました。
バラの花は開花すると朝のうちに農家の人が
どんどん摘み取ってしまうみたいで
赤やピンクのバラが咲き誇っている風景を想像していたのですが
意外と緑だったりしました
それでもバラ以外何もない静かな村の散策は
気持ちをおだやかにさせてくれました。
モロッコ人オーナー(右)もきさくな人でした。
ドライバーさんとモロッコ音楽を歌って踊っている様子
夕食を食べた後は屋上で満天の星空をしばし鑑賞。
シャワーを浴びた後、中庭のプールサイドでくつろごうかと
下へ降りていったら電気が全て消えていて真っ暗。
ダウンライトぐらい点けておいてくれたらいいのに。。。