食品のカラクリと暮らしの裏側

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回収されずに退蔵(自宅保存)された携帯は何と2億台に達する/資源を大切に4

2019年04月18日 | 食料廃棄・地球資源
Reducetp 地球のために資源を大切にしようシリーズ4
回収されずに退蔵(自宅保存)された携帯は何と2億台に達する
2割にも満たぬほどリサイクル回収されない由々しき携帯事情

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■退蔵理由は音楽・ゲーム・カメラ用や“記念品・コレクション”などに
かつては携帯だったものが、今やスマホが主流になり随分と様変わりしました。皆様にとって、一時たりとも身体から離せない携帯電話の無駄をお話します。スマホ・携帯電話などの回収率は、販売数の10数%程度しかありません。単年販売数と過去からの経年使用分の年間回収数なので、厳密には相関性はありません。一挙にスマホに切り替えられ、本来なら回収率が増えるはずなのに傾向としてどんどんと減っています。

環境白書では、回収されなかった残り8割強が退蔵(使われずに自宅などに保管)、あるいは違法廃棄だそうです。現在、実使用の携帯1億台以上ある中で、一方、通信として使われていない過去から積もり積もったさいふケータイならぬ、「たんすケータイ」と呼ばれる携帯電話が2億台(1人当たり2台)もあるのです。あなたも、部屋の隅に置いてありませんか?

退蔵される理由は、ご存じのように音楽・ゲーム・カメラ用や“記念品・コレクション”など、通信とは掛け離れています。しかしやがて劣化・陳腐化、思い出も“忘却の日”がやってきます。その時に回収されずに、“ポイ捨て”されたら大変なことになってしまいます。ポイ捨てしないで、環境アップのために携帯会社へ返却しましょう。

■携帯電池(充電池)の先祖はSONYのウォークマン用だった
最近はほとんどがリチウムイオン電池に替わり、だいぶ薄く・軽量になりました。しかし携帯の黎明期は、円筒形のニカド電池やニッケル水素電池が主流でした。その後、ガム形のニッケル水素電池に移行し、今や懐かしい当時の“ウォークマン”のガム形電池を、当初は5個、のちに3個を繋いだものでした。SONYのウォークマンなくして、携帯の電池はなかったとも言われています。

都市鉱山(都市埋蔵金)と言われるほどに、携帯には貴重な金属が使われています。しかし反面、携帯を長期に退蔵している場合やポイ捨てすると、初期の頃の充電池はニッケル・カドミウム電池のため、カドミウム公害の問題が起こりえます。次号で、詳しく説明します。

Odayakatoptp

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