食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

赤魚鯛と偽装魚のアラスカメヌケの切身となるとプロでも区別がつかない/回転寿司・偽装魚の実態

2019年05月30日 | 赤身魚・白身魚
Ngisougyojittaitp

偽装魚の実態シリーズ 白身魚の偽装 赤魚鯛(あこうだい)
偽装魚名 アラスカメヌケ・オキアカウオ・タイセイヨウアカウオ
赤魚鯛と偽装魚のアラスカメヌケの切身となるとプロでも区別がつかない
市場などで赤魚(あかうお)として売られている魚はアラスカメヌケ

Akoup

■深海から引き上げられる際に目が飛び出してしまうことからメヌケ
Bk_blackminip 赤魚鯛は高級なので、回転寿司店のネタはニセモノです。北大西洋で獲れるオキアカウオやタイセイヨウアカウオです。あるいはベーリング海など北太平洋の深度300~400mに生息する、フカカサゴ科のアラスカメヌケです。タイセイヨウアカウオと近縁種です。

Bk_blackminip 市場などで「赤魚」(あかうお)として売られている魚は、アラスカメヌケです。深海から引き上げられる際、急激な水圧の変化によって目が飛び出してしまうことから、目が抜ける⇒メヌケ・メヌキと呼ばれます。

Bk_greyminip 赤魚鯛・アラスカメヌケの何れも身体が赤く、切身の姿になってはプロでも赤魚鯛となかなか見分けが付かないそうです。輸入されるアラスカメヌケは、西京漬け・醤油漬け・粕漬・干物などに加工されます。回転寿司店では、“炙り鯛”として出されます。

Bk_greyminip かつても今も、鯛の代用(偽装魚)とされてきました。回転寿司店で、アラスカメヌケを本物の赤魚鯛と騙されて食べるお客は、メヌケではなく“間抜け”と言われそうです。でもネタの見掛けはプロでも分からないので、仕方ないか?

■本物・赤魚鯛のミニ情報/鯛の名が付いていても鯛ではない
Mgtotomonip 本物の赤魚鯛は、太平洋側の本州北部から四国、相模湾・駿河湾などに多く分布しています。鮮やかな赤色で、体長は50~60cm。普段は水深500mぐらいの深海岩礁域に生息し、春から夏ごろに水深200m付近までやってきます。

Mgtotomonip やはり高級魚で、刺身・洗い・煮付け・焼き魚など料理の幅が広いですね。赤魚鯛(あこうだい)の名前は、赤魚(あかうお)が転じたものです。鯛(たい)の名前が付いていても、金目鯛・甘鯛と同様に鯛の仲間ではありません。

Lineshiromi Pointmining
回転寿司店を始め激安居酒屋・弁当チェーン・ファストフード店・惣菜店など
の安さの秘密は、こういう魚やネタを使っているからです。
偽装魚とは、本物魚の味や食感に似た外国の別種魚や深海魚のことです。


Nzretop400b

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 甘鯛の偽装魚キングクリップ... | トップ | 鮎魚女の偽ネタは深海魚のム... »
最新の画像もっと見る

赤身魚・白身魚」カテゴリの最新記事