食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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ドリンク剤の中身は1本19gも入っている砂糖/食品のカラクリ・健康食品1

2014年03月13日 | 食品添加物・健康食品
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食品のカラクリシリーズ ドリンク剤/健康食品
ドリンク剤の中身は1本19gも入っている砂糖
カフェインの覚醒効果と糖分の満腹感による一時的な元気

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■一時的に興奮させて“元気”になったと思わせているだけ
早い話が「ドリンク剤」は、濃い砂糖水を飲んでいるようなものです。糖分表示がされていないので、知らずにこんなものを飲んでいるのです。毎回“元気過ぎる?”ほどのCMなので、いかにも効き目がありそうに見えます。しかしカフェインやアルコールによる覚醒効果や糖分による即効性の満腹感のために、効いたように思えるのです。いや、それ以上に数十年間のCMで“洗脳?”された思い込みによる心理的効果が大きいのではないでしょうか。

覚醒効果はあってもごく一時的なもので、それによって身体が健康になったり丈夫になったりするものではありません。無理やり、身体に刺激を与えて興奮させ、眠気や疲れをごまかしているに過ぎないのです。カフェインは、心臓疾患や高血圧、妊娠・授乳中の人は注意が必要です。

また生薬の抽出に使用する、表示義務がない0.1ml以下のアルコール分が含まれています。以前、知らずに一遍に5本以上飲んだドライバーが、運転中(飲酒運転と同様状態)に睡眠状態になり交通事故を起こしたケースがありました。
ドリンク剤は、想像以上に高カロリーなのです。概ね1本・100mlに糖分が15g以上も含まれています。「リポ…D」1本の砂糖は18~19g、「アリ…V」のデータは入手できていませんが、同傾向と考えられます。健康ブームで、コーヒーに砂糖を入れる量も減って普通は数gです。ドリンク剤は、コーヒーに19g以上も砂糖を入れたことと同じです。これは、3gのスティックシュガー6本分です。

■ドリンク剤に頼り切ると糖分過多で“糖尿病予備軍”へ
早く元気になりたいと思い1日に数本も飲めば、それこそ糖分の摂り過ぎです。ドリンク剤に頼り切って常習すれば、疲労回復どころか糖尿病の“予備軍”になってしまいます。そして効果も一時的なものに終わります。

ドリンク剤は、価格が高いと効き目が強いと思いがちです。中には数千円以上するものもあり、確かにタウリンやローヤルゼリー・生薬が多く配合されています。しかしいくら有効成分が多く入っていても、人間の身体は一定量しか摂れませんので、あとはただ無駄に捨てるだけなのです。数千円もかけて飲む価値があるものか?心理的効果(気休め)だけです。

絶対に与えてはいけないのが「小児用ドリンク剤」です。効能は、発育期の偏食児・食欲不振・栄養障害・虚弱体質などです。しかし安息香塩酸やパラベンなどの保存料の添加物が、アレルギーを引き起こす危険性があります。こんなドリンク剤を飲んで子供が元気になる訳がなく、大事な発育期に却って発育障害になったり、虚弱体質を助長します。

残念ながら、結構売れていることが大きな問題です。子供に飲ませるなら、果物・野菜ジュースのほうがずっと良いのです。大人も高い値段でこんなものを飲むより、緑茶を飲みましょう。緑茶のカフェインは覚醒作用、カテキンには胃腸の働きを助ける効果があります。

Sankoua 糖分が過多な清涼飲料のガブ飲みが若者糖尿病の元凶

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