食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

食料廃棄を減らすため大皿料理は店のスタッフがお客に取り分ける運動/食品のカラクリ・食料廃棄8

2014年02月14日 | 食料廃棄・地球資源
Ntpkarakurig

食品のカラクリシリーズ 食料廃棄を減らす
食料廃棄を減らすため大皿料理は店のスタッフがお客に取り分ける運動
飲食店は予約時に年齢層や男女構成を聞いてメニュー量を変える

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■お客は遠慮なく多くの料理が食べられ食べ残しも減る
昨今は、多くの地方自治体で「食べ切り運動」が盛んです。単なるキャンペーンではなく、ゴミ処分場が満杯・不足することからゴミを減らす実際の施策です。担当部署では、飲食店に対してお客が食べ切る具体的な指導を勧めています。

店側が宴会の予約を受けた際に、出席者の年齢層や男女構成・会の趣旨を聞いて、当日の料理の量を変えることです。年齢層が高い、女性が多い、会の趣旨によって料理量が変わってきます。店側は経験を生かして、同じコースでも料理の量を適宜変えます(価格も変動)。当り前ですが、コース料理は年配者:若い方、男:女の相違に関わらず、品数も量も皆同じです。これでは全体的に残す量が増えるので、そこを上手く考えたやり方です。

もう1つが、フロアスタッフの“手出し・口出し?”です。グループは話に夢中になる、また大皿料理はお互いに遠慮して、結局、食べ残してしまうからです。そのため店側は温かいうちに食べてもらうようお客に声掛けをする、フロアスタッフが早めにお客に取り分けるなどの策を講じています。そうすれば、お客は遠慮なく多くの料理が食べられ、食べ残しも減る訳です。こうした些細なことでも多くの方が協力すれば、食料廃棄を減らすことができます。

■店先に本物のメニューを飾り挙句の果てには捨ててしまう悪質飲食店
折角、グループで全て食べ切ってしまうほのぼのとした後で申し訳ないのですが、反対に食料廃棄に無頓着な店の話です。投稿者は、以前、営業をやっていたので、昼時、都内の数々の飲食店に行きました。なかでも酷いと思ったのは、駅前や繁華街では、メニュー案内として食べられる本物の昼定食やサービスランチを、入口付近の外にラップも掛けずに(くもるため)飾っている店があります。

案の定、昼が過ぎランチタイムが終わる1時半か2時頃になると、何品かの料理をドサッと無造作にゴミ箱(ポリバケツ)に捨てるシーンを何回も見ました。毎日、来る日も来る日もそうしているのでしょう。実に、もったいないことです。メニュー表や写真を店先に貼ればいいものを、そもそもの料理を外に吹きさらしにして置くなんて論外です。いくら競争が厳しくても、やってはいけないことです。私は、そういう店には入りません。

なぜなら食べ物を扱う店主は、当然、食べ物を大事にするものです。絶対、食べることがないと分かって店先に置くことは、食べ物を大事にしていない証拠です。食料廃棄以前のこととして、食材の質の見極め・衛生管理なども全く眼中にないいい加減な店と思います。儲かりさえすれば、いいと思っているのでしょう。しかし、そうした店は、お客に見透かされて、いずれ淘汰されていくことと思います。

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