

沖縄「第9波」突入!流行は全国に拡大する恐れ、5類以降自治体は強い措置取れず


■行政による入院調整がなくなったことで大規模病院に患者が集中、一般診療が制限される


■東京歯科大・寺嶋毅教授「全国的な警戒レベルを国が設けるべき」だと主張


■投稿者の文章|沖縄は「コロナのハブ空港」化し感染者が全国から集まり各地へ広げる
毎度書いているように、日本は何事においても掌(てのひら)を返したように急速・急激に態度を変える。5類移行前には「マスク着用」「人混みに行かない」と言ってた人が、今や平気で競技場・興業施設での声出し応援・電車内のノーマスク。5類移行も徐々にやればいいものを一遍に解禁させるから、コロナウイルスだけではなくインフルエンザ・子供が罹りやすい病気が蔓延し、病院は患者の治療ができずに待機させる状態だ。北海道や九州でも、コロナ蔓延でいくつもの学校が丸々の休校になっている。いやはや大変な状態にも関わらず、政府は”コロナ感染者隠し”に徹し+メディアも忖度し報道しないから、現在の感染者数が分からない。頼りになるのが、既号の「モデルナ社」が発表し当ブログでも毎日更新しているの「推計患者数」だ。ぜひご覧になって欲しい。

投稿者作成の「モデルナ社発表・推計患者数」と「厚労省公表・全国5000医療機関の定点把握調査
さて昨年22年夏場の「第7波」では、沖縄が壊滅状態だった。現9波でも、同じ過ちが繰り返されている。沖縄県の対応が悪い訳ではなく、前述の”認識のない人々”が夏になると沖縄に殺到するからだ。沖縄は、「コロナのハブ(HUB)空港」と言われる。ハブとは自転車のタイヤのスポーク(針金)が集まる中心部分。空港から様々な地域へ飛行機を飛ばしていては効率が悪く、目的空港への便数も増えない。そこでハブ空港で有名なアトランタ・ドバイ・韓国の仁川(インチョン)空港など、遠回りでも周辺空港から一旦ハブ空港へ飛び乗り換えする。コロナも東京・大阪などの大都市の感染者が沖縄旅行に出掛け島内で感染を広め、感染した者が各地の空港に戻りその地域で感染を広めるパターンだ。沖縄こそいい迷惑で、年寄りも多く医療機関も充実していないので、県民が亡くなったり他の病気の治療もできなくなる。これも、岸田政権の”コロナ感染者隠し”の影響だ。

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前号/184・西浦弘・京都大教授◇コロナ第9波はデータ乏しく感染収束見通せず、医療逼迫防ぐ行動を
