GyaOで第1話が無料と聞いて早速見てみた。
多分,子どもの頃再放送を見て以来だから,○十年ぶりだろう・・・。
原作は伝説の原作者とも言うべき故梶原一騎,作画は同時期に放送された「ばくはつ五郎」(知ってる人何人いるかな)と同様故辻なおき。
・・・で,脚本は,後に推理作家となった辻真先が書いていた。
いやー,懐かしい・・・というか,高度成長時代である昭和40年代の香りをぷんぷんと漂わせた作品だ。
大時代的な台詞,コマ数が少なさそうなフィルムの動き,観衆が熱狂するプロレスの様子等,紛れもなくあの時代のものである。
第1話の内容は,アメリカで悪役レスラーとして名を馳せたタイガーマスクが来日し,外人レスラーを反則技でぼこぼこにするところから始まる。
馬場や猪木との絡み,タイガーマスクのファンである孤児院の少年,そして正体である伊達直人の孤児院時代のエピソードが語られ,次回予告では猪木とタッグを組むことが告げられ,「みなしごのバラード」になだれ込んでいく・・・。
必殺技のフジヤマ・タイガー・ブリーカー(だったか??)はいつ出てくるのか,全く記憶はない・・・。
・・・で,原作コミックとアニメでは確か終結の内容が異なったと記憶しているが,それについては書くまい・・・。
曲は,菊池俊輔。
冒頭の「虎だ,虎だ・・・」の背後に流れるストリングスの滝のような速いパッセージに,ウェスタン調の主部が続く。
子どもの頃,「仮面ライダー」の主題歌は,先発の「タイガーマスク」の真似じゃないか,と思っていたが,作曲者が同じなので分かってみれば当然のことである。
菊池俊輔はこの時代「バビルII世」(これもウェスタン調だ),「新造人間キャシャーン」,「ゲッターロボ」,「ドカベン」,「侍ジャイアンツ」・・・と,担当した作品が悉くヒットした・・・(「ドラえもん」,「ゴンドラボール」もとい「ドラゴンボール」はちょい後か)。
・・・ということで,現在全国に出現しているタイガーマスクであるが,これからもぜひ現れて欲しいものだ。
姫路市には「そろそろ俺の出番」と書いて矢吹丈が現れたようだし,私のところの隣県には「田舎の伊達直人」から米150キロと野菜,現金一万円が届けられたようだ・・・。
因みに長野に現れたのは,タイガーマスクではなくサンタだそうだ・・・。