風通庵-直言

ヨモヤマ話

小沢氏、政倫審で説明をするとは言うけれど

2010-05-13 16:14:54 | Weblog
 小沢氏が不起訴と言うのは何をどう考え、何を見ても、オカシイ。法律で言う「社会通念」なるもの。どう考えても社会通念上おかしいと思っても、証拠がないから起訴できない。証拠を隠してぼろを出さなければ不起訴のなるのがまたオカシイ。あのおっさんが、いくら信用した秘書とは言え、個人財産の管理まで任せるだろうか。オカシイではないか。どうせまた、こんどの検察の再聴取でもまたぞろ不起訴になるだろう。だから、二度目の検察審査会の「起訴相当」に期待するだけ。ただそれだけのこと。

 一方、小沢氏、政倫審で説明するとか言いだしたようだが、どうせ大根切ったような説明をして、これ以外にないと、あとは知らぬ存ぜぬで、説明責任は果たしたと豪語して、涼しい顔すること請け合い。
 それでむしろ謎を深める------。

いかにも稚拙、官房長官の徳之島町議との会談

2010-05-13 13:58:57 | Weblog
 官房長官の徳之島町議との会談は、素人目にも、いかにも稚拙に映る。


 普天間移設に対する官邸の戦略は、沖縄県名護市辺野古の沿岸部を埋め立てる現行案を修正し、杭打ち桟橋方式で代替施設を建設する計画。そして、鹿児島県・徳之島には、航空部隊の一部または訓練を移転するというもの。


 官房長官さん、あなたのやっていること即ち民主党のやっていることは、すべて手順が逆です。官房長官さんが徳之島の町長を通さないで直接町議と会談したことを「してやったり」と、いかにも痛快のような。5人の町議と会談したことを。そして「賛成者はいるはず」と大きな顔である。恥ずかしくもなく。
 当たり前のこと。賛成者はいるはずである。だから、その少数の賛成者を頼りに点から線へ、そして面へと拡大していくのが交渉と言うもの。ところが、そこが逆で、沖縄の大々的な住民の反対運動に続いて、今度は徳之島の住民が反対ののろしを上げた。アメリカはアメリカで現行案が最上と。政府の確たる案が出ない前に、外堀から先に埋められた。そんな感じ。しかも、いきなり官房長官さんが出かけていくマズさ。官房長官は子飼いの番頭か。官房長官さんが他府県の迎合的な話をしても、誰が信用するか。既に新聞紙上で詳しく報じられているではないか。
 沖縄県民や、徳之島の反対運動が起こる前に、あらかた政府案の了解が取れているのが政府のやる交渉と言うもの。ところがその政府案なるものが出ない前に住民の反対である。そんなことってあろうか。
 現状を、いかにひっくり返すか。賛成に持っていくか。腹芸も裏芸もなく、ひたすらお願いだけ、か、単調な。
 沖縄県民も、党内も、アメリカも、賛成する案を5月末までにー。しかし、沖縄県民は反対、ついでに徳之島も反対。党内も社民党が反対、アメリカも現行案を支持。さて5月末だが、決まらないことがはっきりして、5月末にこだわらないと言いだした。サッカーのゴールを、ボールに合わせて動かすようなもの、と。


 結局は、普天間飛行場の現状が固定化し、海兵隊8000人のグアム移転が中止になり、現状のままで永久に。それが有力である。