風通庵-直言

ヨモヤマ話

油断もスキもない民主党の検察審見直し

2010-05-06 13:30:43 | Weblog
 検察審査会が、小沢一郎の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢一郎を「起訴相当」と議決したことから、民主党の小沢ファンが集まって、なんとしても親分様をお助けしたいと、「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」(事務局長・辻恵)を結成し、国民感情に支配されない司法のため、検察審査会見直しの検討に入った。国民感情を司法に反映させるための制度であるのに、それは逆である。小沢氏救済のために司法の在り方まで変更しようとするのは、独裁政治の始まり。ヒトラーの考え方そのものである。政治家の個人的な都合で法律を勝手に変えていいものか。法律を変えるなら、民意に合わせて変えてくれ。そうすれば検察審はいらない。
 
 こんなことなら、民主党の単独過半数は何としても阻止しなければならない。
 
 小沢を起訴相当と見てどこが悪い。それが、まさしく民意である。うっかりすると、これが第二の普天間になるぞ。辻恵は弁護士とか、正義ばかりを教えるのが弁護士ではないと、ある弁護士が言うのを聞いたが、どうも本当のような。 

新聞のウラ読み

2010-05-06 10:24:14 | Weblog
 鳩山さんの口癖「ゼロベース」は、普天間問題でなくオノレの頭の中。言い得て妙。最低でも県外なんてあり得る筈もないこと。いずれボロ出すことを識者は百も承知していた筈。すでに、文芸春秋五月号に岡本行夫氏が「ねじれた方程式------」で、かかる交渉についての住民との日夜の葛藤の姿を切々と語っている。本来なら、五月末決着を言い出した時点で本命が決定していなければならない。識者はお手並み拝見と、高見の見物をしていた筈だ。
 民主党でも比較的正論派の長島昭久氏はVoice五月号で「米軍の駐留は必要不可欠」としているが、何故前政権が決めた辺野古沖移転案がいけないか。決定の経緯に不自然、不透明な点が多く、与党政治家の利権が深くかかわっていることを一つの理由に上げているが、それなら小沢が既に沖縄で土地を購入していたことを何んと解くか。
 政治主導の中心人物が、勉強すればするほどとは、勉強しないでの政治主導であったことを自ら暴露した。
 東アジア共同体の宗旨から、中国寄りの思考から中国にものを言わないで、アメリカを疎んじた。抑止力はどこに対してか。中国に気を使っての抑止力か。
 米軍基地の県外国外も、沖縄の民主党票を獲得したから一応はご用済み。勉強してまたもや沖縄に逆戻りである。
 素人総理の悲しさか、岡田氏と前原氏とはミスキャストである。安全保障や外交に一家言とした主張を持っていた前原氏の日航再建は可哀そう。岡田氏は何んとなくそっぽを向いている。

 
 
 

中国の習慣、 ちょっとレベルが低いのでは?

2010-05-06 08:39:55 | Weblog
 上海万博が開かれて、中国では、諸外国から訪れる観光客に中国の発展を世界に誇示したい。そこで要所要所に掲示が行われ、その中に「便所へ入ったら戸を閉める」と言うのがあるから恐れ入る。わが国では、小学校でもそんなレベルの低い張り紙はない。幼稚園児でも便所の戸は閉める。習慣の違いとは言えおかしなもの。トイレのマナーから党の指導が必要な国。間もなくわが国を追い越して世界第二の経済大国になろうと言うのに、だ。
 
 電車に乗るのも、押せ押せで、順番に乗るような習わしはまだないし、銀行の窓口でも順番の番号札なんてそんな高尚なものはなくて早いもの勝ち、時に強い者勝ち。それどころかまともな交通ルールもないと言うから恐れ入る。世界最高の高級車が売れるそんな国で。にわか成金の国、成り上がりの国である。
 ところが、そうとばかりも言えない。わが国も、例のバブル時代にジャパニーズ・農協の連中が、諸外国の高級ホテルのロビーをステテコ姿で、飛行機の中でもステテコで、と、そんな時代があったようだが、いまは夢。