政治資金規正法は昭和23年7月に施行され法律で、現在の相当多数の政治家特に民主党の議員がいまだ生まれない以前から施行されている。戦後の混乱期の政治腐敗の防止が目的であったようだが、その混乱期は歴史のかなたへ去ってしまっているが、相も変わらないのが政治の構造的な各種偽悪。その唯たるもの金の問題、政治と金の問題。いくら法律を変えても、手を変え品を変えて、金絡みの不正は無くならない。どころかむしろ巧妙になる。例の小沢氏なんか、裏も表も知り尽くして、何もかも満腹状態になって、イケ図々しく企業団体からの政治資金は全廃にしたいとか言い出す始末。
とか何とか、そんなこと言いだすときりがないが、要するにいくら法律を改正しようが、改正する本人が当事者であるから、問題の焦点もポイントも知り尽くして、何をどう改正しようが何ら不自由しない、抜け穴を温存してそのうえで改正するから意味がない。根本は何故に政治に金がかかるか、その原因の究明、いやそれも政治家自身が知り尽くしている筈で、部外者には関係のないこと。
だから、もし、徹底的に政治と金の問題をなくし、偽悪をなくしたいなら、政治家抜きで第三者機関で検討するべきである。政治家自身が政治と金の問題を論ずるのは、泥棒が防犯対策を練るのと同じことである。何でも自民党の政策の裏を行くのが好きなような民主党なので、思い切って政治資金規正法を廃止して、好き放題に金を使って、金の政治をしてはどうか。本来の政治は金と運命共同体であると言うのも乙なものかも。