読みたかった本【永遠の0】を見つけたので購入

内容は・・・
零戦に乗り特攻で亡くなったという会ったこともない祖父 宮部久蔵の生涯について調べる事になった孫・・・最初は『臆病者だった』と聞かされた祖父
いろんな人に会って行く中で明かされていく祖父の姿は『生きる事に固執』する男だった。生きたいと願う事が許されなかった時代の中あれほど生きて帰ることにこだわったのになぜ特攻で戦死したのか・・・みたいな話です
もうとにかく胸がぎゅ~っとなりながらあらゆる隙間時間を駆使し読みふけっちゃいました。恥ずかしながら普段あまり小説は読まない私・・・読んでるうちに内容忘れちゃうし(笑)この本はそんな私ですら読むのやめられなくなっちゃう本でした 600ページ2日で読んじゃったし(笑)読むのやめられなくってもうちょっと・・って読み進めちゃって結局寝れないんだもん
私にとって戦争は映画やTVでしか知らないもの。戦後責任とか言われても『そんな昔の事今となってはよく分らないしいつまでも言われても』なんて思ってる部分もあった。だけど本を読みながら・・
この戦争の事本当は日本人全部がきちんと知らなければいけない事かもしれないと・・・もの凄く思った
何が起こって どういう事をしたのか どういう事があったのか 日本という国が国民に対して他国に対してどうだったのか・・・という事を
でも戦争を経験した人が一人もいなくなってしまうという事もそう遠からず・・・
それを聞く事もできなくなってしまう
そうなった時自分の国が行った事実や戦争の本当の姿を知らずに私達はみんなで『戦争には反対』っていえる国でいられるのかって・・・なんか怖くなった
この小説の中の若者はいつも死と隣りあわせ・・・
生きたいと願う事が許されなかった中 生き抜いて戦後を必死で生きてきた人達
生きたくても生きる事ができなかった人達
まるで使い捨ての道具のように扱われ死んでいった若者達・・・
そして『生きて帰る』と誰より生に固執したのに特攻で命を落とした宮部さん・・・
敵にも味方にもそれぞれ大切に思う誰かがいて・・・小説に出てくる一人一人の気持ちに思いを寄せて読んでしまいました
今の日本は幸せで なのに自ら命を絶つ人や 簡単に人を傷つけたり 自分勝手だったり・・・物に溢れ豊かだけどなんか満たされなくって なんでも人のせいにして・・・
こんな私達を 生きたいと口にする事すら許されず 自分が大事に思う人や日本の未来を想って戦って亡くなった彼らはどう思うんだろう?
特攻・人間爆弾桜花・人間魚雷こんなのって・・・
人間をそんな風に扱うなんて・・・
国民を守らなければならないはずの国が 国民に死ねと命じてるなんて・・・
自分や家族を守ってくれない国なのに・・・
そんな悲劇が二度と起こらないよう・・・戦争という事実があった日本の国民だからこそ現代の私達がやった事ではないけれど 正しく戦争を知るのは義務みたいな事なのかも・・・日本を動かしてる偉い人達も正しく知って正しく国民に説明しておくべき事だよね・・でも日本はずっとそこ逃げてきちゃったのかも・・・日本っていう国をなんだか表しているような気もする
前にグアムでツアーのガイドさんが『知り合いのフィリピン人のおじいさんは日本人ってのは何か知らんが強かった。何か知らんが根性があったんだ!たいした奴らだった』と言っていたと・・・
グアムはたくさんの方が亡くなった激戦地だったんですよね・・・参加したツアーで思いがけなく錆ついてまるでおもちゃのような小さな日本軍戦車や魚雷だの太平洋戦争の残した跡を見ることになるとは・・そんな歴史も知る事もせず考えずのんきに遊びに行って笑ってる私達って・・・と申し訳ない気分になった グアムは日本占領下『大宮島』と呼ばれていたんですよ・・・知らなかったよ・・そんなグアムの歴史
そしてガイドさんは『アメリカ軍も日本兵に対してはある種の敬意みたいな気持ちを感じていたようですよ』とも言っていました
国を動かしてた 戦いの中心にいた偉い人は決断もせず 責任も取らずお粗末だったとしても・・・ 最前線で戦った名前すら語られることのない普通の日本人はいつだって立派に頑張っているのにって・・・なんだか胸が締め付けられます本当に
読んだあなたが何を感じるのか・・・
これはあくまで小説で中に描かれる事はすべて事実ではないだろうし小説だからそれでいいと思う 読む人によってどこを大事に読むか何を感じるかはそれぞれでしょう・・・それでいいと思う
興味があったら是非読んでみてください
【永遠の0 講談社】

内容は・・・
零戦に乗り特攻で亡くなったという会ったこともない祖父 宮部久蔵の生涯について調べる事になった孫・・・最初は『臆病者だった』と聞かされた祖父
いろんな人に会って行く中で明かされていく祖父の姿は『生きる事に固執』する男だった。生きたいと願う事が許されなかった時代の中あれほど生きて帰ることにこだわったのになぜ特攻で戦死したのか・・・みたいな話です
もうとにかく胸がぎゅ~っとなりながらあらゆる隙間時間を駆使し読みふけっちゃいました。恥ずかしながら普段あまり小説は読まない私・・・読んでるうちに内容忘れちゃうし(笑)この本はそんな私ですら読むのやめられなくなっちゃう本でした 600ページ2日で読んじゃったし(笑)読むのやめられなくってもうちょっと・・って読み進めちゃって結局寝れないんだもん
私にとって戦争は映画やTVでしか知らないもの。戦後責任とか言われても『そんな昔の事今となってはよく分らないしいつまでも言われても』なんて思ってる部分もあった。だけど本を読みながら・・
この戦争の事本当は日本人全部がきちんと知らなければいけない事かもしれないと・・・もの凄く思った
何が起こって どういう事をしたのか どういう事があったのか 日本という国が国民に対して他国に対してどうだったのか・・・という事を
でも戦争を経験した人が一人もいなくなってしまうという事もそう遠からず・・・
それを聞く事もできなくなってしまう
そうなった時自分の国が行った事実や戦争の本当の姿を知らずに私達はみんなで『戦争には反対』っていえる国でいられるのかって・・・なんか怖くなった
この小説の中の若者はいつも死と隣りあわせ・・・
生きたいと願う事が許されなかった中 生き抜いて戦後を必死で生きてきた人達
生きたくても生きる事ができなかった人達
まるで使い捨ての道具のように扱われ死んでいった若者達・・・
そして『生きて帰る』と誰より生に固執したのに特攻で命を落とした宮部さん・・・
敵にも味方にもそれぞれ大切に思う誰かがいて・・・小説に出てくる一人一人の気持ちに思いを寄せて読んでしまいました
今の日本は幸せで なのに自ら命を絶つ人や 簡単に人を傷つけたり 自分勝手だったり・・・物に溢れ豊かだけどなんか満たされなくって なんでも人のせいにして・・・
こんな私達を 生きたいと口にする事すら許されず 自分が大事に思う人や日本の未来を想って戦って亡くなった彼らはどう思うんだろう?
特攻・人間爆弾桜花・人間魚雷こんなのって・・・
人間をそんな風に扱うなんて・・・
国民を守らなければならないはずの国が 国民に死ねと命じてるなんて・・・
自分や家族を守ってくれない国なのに・・・
そんな悲劇が二度と起こらないよう・・・戦争という事実があった日本の国民だからこそ現代の私達がやった事ではないけれど 正しく戦争を知るのは義務みたいな事なのかも・・・日本を動かしてる偉い人達も正しく知って正しく国民に説明しておくべき事だよね・・でも日本はずっとそこ逃げてきちゃったのかも・・・日本っていう国をなんだか表しているような気もする
前にグアムでツアーのガイドさんが『知り合いのフィリピン人のおじいさんは日本人ってのは何か知らんが強かった。何か知らんが根性があったんだ!たいした奴らだった』と言っていたと・・・
グアムはたくさんの方が亡くなった激戦地だったんですよね・・・参加したツアーで思いがけなく錆ついてまるでおもちゃのような小さな日本軍戦車や魚雷だの太平洋戦争の残した跡を見ることになるとは・・そんな歴史も知る事もせず考えずのんきに遊びに行って笑ってる私達って・・・と申し訳ない気分になった グアムは日本占領下『大宮島』と呼ばれていたんですよ・・・知らなかったよ・・そんなグアムの歴史
そしてガイドさんは『アメリカ軍も日本兵に対してはある種の敬意みたいな気持ちを感じていたようですよ』とも言っていました
国を動かしてた 戦いの中心にいた偉い人は決断もせず 責任も取らずお粗末だったとしても・・・ 最前線で戦った名前すら語られることのない普通の日本人はいつだって立派に頑張っているのにって・・・なんだか胸が締め付けられます本当に
読んだあなたが何を感じるのか・・・
これはあくまで小説で中に描かれる事はすべて事実ではないだろうし小説だからそれでいいと思う 読む人によってどこを大事に読むか何を感じるかはそれぞれでしょう・・・それでいいと思う
興味があったら是非読んでみてください
【永遠の0 講談社】