札幌の今日の天気は風もなく暖かでした窓を開けました。
例のごとく夜明け前から主人の【おーい】で起こされました。
どうしたかと言うと、ベットの横に置いてある丸い小さなサイドテーブルに、
テッシュケース、ストロー付きの水の入ったペットボトル、
小さな竹籠に眼鏡と体温計、照明のリモコン等が入っているのですが、
これらを全部床に落とし、起きて行った私に拾ってくれと言う。
ボトルから水も少しこぼれて居る。
やっと起きて行きそれらを見た時は腹が立ってきた。
今までは余りそんな事が無かったし落としてもすぐに私が拾い上げていたが、
時計を見ると夜中の2時半、
それも当たり前のように拾えと言う言葉に私は異常な位反発を感じ。
出来ないだろうなと思いながらも(全部自分で拾いなさい)と
つっけんどんに言った、
主人は落としたものをジーと眺めていたが、
目をつむり寝だした・・・
そこで私は意地悪に(私を起こしておいて、自分は寝るつもりなの?)と
主人は私に(寝れ)と言う。
私は意地を張りお父さんが片付けるまで寝ないと頑張り4時過ぎまで睨み合い。
なんで私はこんな事で主人にケンカを売っているのかと・・・
リハビリで結構足元まで手が行くようになってきたのを見ている。
拾う事は何とか出来るはずなのに何もできないふりをすることに腹が立った。
私はやっとの思いで足を引きずりベットから起きて来て、下に落ちているものを拾えない、このうっぷんを主人にぶつけてしまった。
5時近くなり私も限界ベットにもぐるが寝れない。
又何かを落とした音がする、きっとテレビのリモコンだろう。
また(おーい)と言ったが起きて行かなかった。
1度だけ言ってあきらめたようだ。
朝起きたら驚いた10時だ・こんなことは初めてだ。
主人の足元に散らかっていた物は全部きれいに拾ってあった。
こぼれていた水も拭いてある。
靴下を穿いていたので足で拭いたのだろう靴下がぬれていた。
朝の食事が口に入ったのは10半ぐらいだった。
出来る事も努力しない主人、
今朝の事は主人は初めて自分で落としたものを自分で片づけた。
其の事については私は何も言わず黙っていた。
きっと主人は心の中で全部拾えたことに満足しているだろう。