ヨナの福音こばなし帳

オリジナルのショート・ストーリー。一週間で一話完結。週末には、そのストーリーから人生の知恵をまじめにウンチクります。

ガラスの器(7)ウンチク後編

2008-03-23 | ガラスの器/ スイート・ホーム・シカゴ
ストーリーに戻ると、ガラスの器は、火にかけられ、新しく作り直されたとき、問題のあの匂いは消えてなくなりました。そして、新しく作り直されて、今度は、最高級の香水を入れました。

素材それ自体は、まったく前と変わらないのですが、価値は、とんでもなく高くなりました。そして、中の香水がなくなっても、その香りはガラス自体についていて、持ち主に大切にされました。


このことは、私たちの人生にも起こるのです。

残念ながら、どうやっても私たちは、私たち自身の性質を新しく作り変えることはできません。せいぜい「臭いものに蓋」をするくらいです。けれども、私たちを形造り、いのちを与えた神様は、私たちを新しく造り変えることができます。

もし、あなたが、あなた自身を神様に任せるなら、神様は、陶器師が土の器を作るように、あなたを造り変え、火で精錬して「臭い匂い」を出す古い性質をまったく焼き尽くしてくださり、そして、最高級の香水を入れるように、あなたの内側をイエス・キリストの香りで満たしてくださいます。


「しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちを導いてキリストによる勝利の行列に加え、至る所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいます。」
(コリント人への手紙第二 2章14節)

「私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。」
(コリント人への手紙第二 4章7節) 


次回からは、新しいストーリーです。アクセスしてくださいね。

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Graceさんのブログに「よい楽器とは?」という記事がありました。これを読むと、神様が、どれほど私たち一人ひとりを、スペシャル・カスタム、ハンド・メイドで造ってくださるかがよくわかります。