ドリカムッチ先生、今日は、ひさしぶりに畑仕事です。ガーデニングは、今年の春始めたばかりですが、野菜畑はその前から持っていました。食べるものに手間を惜しまないのは、ドリカムッチ先生らしいところです。
ドリカムッチ先生(以下、ド)「うわ、ひさしぶりに来てみたら、けっこう草がはえてんな。この草抜きがなかったら、畑仕事も、もっと楽しいのに。どれどれ、こっちは、どないかな。うーん。よくできてる。」
ドリカムッチ先生、草抜きをしながら、と言っても実際にはほとんどしていないようなものですが、畑の中を進んで行きました。
ド「あれっ、なんやこれ。こんなデッカイ葉っぱ、見たことないな。ここは、なに植えたんやったけ。」
ドリカムッチ先生、畑の中で、とても大きな葉っぱを見つけました。高さは、ドリカムッチ先生よりちょっと低いくらいです。広さは、ドリカムッチ先生がその上に寝られるくらいです。
ド「あ、わかった。これ、カブやん。えー、でも、こないに大きなるなんて。やっぱり、手入れがええからやな。」
ほんとは、ドリカムッチ先生、最近遊ぶのに忙しくて、畑のことはまったくほったらかしだったのですが、そんなことを言いました。とにかく、大きなカブができて、ドリカムッチ先生、大喜びです。
で、ドリカムッチ先生、がんばって、そのカブをぬこうとしましたが、カブはぬけません。
ド「あかん。びくともせーへんがな。よし、デカプリット先生、呼ぼ。」
デカプリット先生は、最初、ドリカムッチ先生から、その大きなカブのことを聞いたときには、またドリカムッチ先生が新しい遊びを思いついたと思ったのですが、どうも本当だということがわかりました。来て、実物を見て、デカプリット先生、もっと驚きました。思っていたよりも大きかったからです。
デ「ドリカムッチ先生な、こがーな、大きなカブ、見たことねーな。どれ、ふたりで引っぱてみようや。」
ドリカムッチ先生はカブを引っぱって、デカプリット先生はドリカムッチ先生を引っぱって、やっぱりカブはぬけません。
ド「よっしゃ、わかった。デカプリット先生。友だち、呼ぼう。ほんで、デカプリット先生チームとオレのチームとで交代で引っぱって、先にぬけたほうの勝ち。な。」
デカプリット先生も楽しいことは大好きです。ふたりで、それぞれ友だちを呼ぶことにしました。
デ「ブランコのときは、キリン呼んで失敗やったのう。今度はだれか連れて行くんじゃったが、だれやったいかのう。そうじゃ、ネズミじゃ。」
ド「やあ、デカプリット先生。友だち来たね。」
デ「えっ、この子。ネズミの幸四郎衛門。ちょっとしっぽがかゆいみたい。あらっ、ドリカムッチ先生、今日のお供は、まだかな。」
デカプリット先生のほうが先にチームができました。それで、先に始めることになりました。楽しいことは待つのが難しいですからね。
デカプリット先生はカブを引っぱって、ネズミの幸四郎衛門はデカプリット先生を引っぱって、やっぱりカブはぬけません。どんなにかんばても、やっぱりカブはぬけません。何回やっても、やっぱりカブはぬけません。
ド「デカプリット先生、もうあきらめ。残念やけど、あかんて。な。」
デカプリット先生は、とても悔しいですが、しかたありません。ネズミの幸四郎衛門は、まだ、ああしよう、こうしようと、言っていました。
デ「ところで、ドリカムッチ先生は、だれを呼びんさいんなったかな。」
ド「あ、オレか。ゾウのトム。元気なヤツよ。」
ちょうど、そこへゾウのトムが現れました。ドリカムッチ先生がゲームを説明します。トムは、ニコニコしながら、自信ありげに短い首でうなずいています。さあ、いよいよドリカムッチ先生チームの番です。
ドリカムッチ先生がカブを引っぱって、ゾウのトムがドリカムッチ先生を引っぱろうとした、その時に、葉っぱの陰からネズミの幸四郎衛門が、パッとトムの前に出てきました。トムは、幸四郎衛門を見たとたん、前にいたドリカムッチ先生を鼻で突き飛ばして、自分は後ろに飛んで逃げました。なぜって、ゾウはネズミが嫌いだからです。特にトムは、ネズミが苦手でした。
幸四郎衛門は、トムが飛んで逃げるその瞬間に、トムの首に縄を投げました。その縄の反対は、カブにつながっていました。トムが飛んで逃げた勢いで、カブはみごとにぬけました。幸四郎衛門の作戦で、このカブぬきの勝負、デカプリット先生が勝ちました。
やっぱり友だちですね。
(週末は、このストーリーから、人生の知恵をまじめにウンチクります。)
ドリカムッチ先生(以下、ド)「うわ、ひさしぶりに来てみたら、けっこう草がはえてんな。この草抜きがなかったら、畑仕事も、もっと楽しいのに。どれどれ、こっちは、どないかな。うーん。よくできてる。」
ドリカムッチ先生、草抜きをしながら、と言っても実際にはほとんどしていないようなものですが、畑の中を進んで行きました。
ド「あれっ、なんやこれ。こんなデッカイ葉っぱ、見たことないな。ここは、なに植えたんやったけ。」
ドリカムッチ先生、畑の中で、とても大きな葉っぱを見つけました。高さは、ドリカムッチ先生よりちょっと低いくらいです。広さは、ドリカムッチ先生がその上に寝られるくらいです。
ド「あ、わかった。これ、カブやん。えー、でも、こないに大きなるなんて。やっぱり、手入れがええからやな。」
ほんとは、ドリカムッチ先生、最近遊ぶのに忙しくて、畑のことはまったくほったらかしだったのですが、そんなことを言いました。とにかく、大きなカブができて、ドリカムッチ先生、大喜びです。
で、ドリカムッチ先生、がんばって、そのカブをぬこうとしましたが、カブはぬけません。
ド「あかん。びくともせーへんがな。よし、デカプリット先生、呼ぼ。」
デカプリット先生は、最初、ドリカムッチ先生から、その大きなカブのことを聞いたときには、またドリカムッチ先生が新しい遊びを思いついたと思ったのですが、どうも本当だということがわかりました。来て、実物を見て、デカプリット先生、もっと驚きました。思っていたよりも大きかったからです。
デ「ドリカムッチ先生な、こがーな、大きなカブ、見たことねーな。どれ、ふたりで引っぱてみようや。」
ドリカムッチ先生はカブを引っぱって、デカプリット先生はドリカムッチ先生を引っぱって、やっぱりカブはぬけません。
ド「よっしゃ、わかった。デカプリット先生。友だち、呼ぼう。ほんで、デカプリット先生チームとオレのチームとで交代で引っぱって、先にぬけたほうの勝ち。な。」
デカプリット先生も楽しいことは大好きです。ふたりで、それぞれ友だちを呼ぶことにしました。
デ「ブランコのときは、キリン呼んで失敗やったのう。今度はだれか連れて行くんじゃったが、だれやったいかのう。そうじゃ、ネズミじゃ。」
ド「やあ、デカプリット先生。友だち来たね。」
デ「えっ、この子。ネズミの幸四郎衛門。ちょっとしっぽがかゆいみたい。あらっ、ドリカムッチ先生、今日のお供は、まだかな。」
デカプリット先生のほうが先にチームができました。それで、先に始めることになりました。楽しいことは待つのが難しいですからね。
デカプリット先生はカブを引っぱって、ネズミの幸四郎衛門はデカプリット先生を引っぱって、やっぱりカブはぬけません。どんなにかんばても、やっぱりカブはぬけません。何回やっても、やっぱりカブはぬけません。
ド「デカプリット先生、もうあきらめ。残念やけど、あかんて。な。」
デカプリット先生は、とても悔しいですが、しかたありません。ネズミの幸四郎衛門は、まだ、ああしよう、こうしようと、言っていました。
デ「ところで、ドリカムッチ先生は、だれを呼びんさいんなったかな。」
ド「あ、オレか。ゾウのトム。元気なヤツよ。」
ちょうど、そこへゾウのトムが現れました。ドリカムッチ先生がゲームを説明します。トムは、ニコニコしながら、自信ありげに短い首でうなずいています。さあ、いよいよドリカムッチ先生チームの番です。
ドリカムッチ先生がカブを引っぱって、ゾウのトムがドリカムッチ先生を引っぱろうとした、その時に、葉っぱの陰からネズミの幸四郎衛門が、パッとトムの前に出てきました。トムは、幸四郎衛門を見たとたん、前にいたドリカムッチ先生を鼻で突き飛ばして、自分は後ろに飛んで逃げました。なぜって、ゾウはネズミが嫌いだからです。特にトムは、ネズミが苦手でした。
幸四郎衛門は、トムが飛んで逃げるその瞬間に、トムの首に縄を投げました。その縄の反対は、カブにつながっていました。トムが飛んで逃げた勢いで、カブはみごとにぬけました。幸四郎衛門の作戦で、このカブぬきの勝負、デカプリット先生が勝ちました。
やっぱり友だちですね。
(週末は、このストーリーから、人生の知恵をまじめにウンチクります。)