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「バブルではなく、大相場はこれから」 アナリスト・平野憲一氏「2025年5万円までは強気で」

2024-05-21 04:44:53 | 日記
1980年代のバブルも経験したマーケット・アナリストの平野憲一さん は今はデフレ脱却相場が始まったばかり。今後も賃金が順調に伸びて政府がデフレ脱却宣言を出せば、そこからインフレ相場に入っていきます。インフレ相場は経済が次のバブルに至るまで続くので、大相場はまさにこれからです。私は2025年までは弱気になる要素はまったくないと確信しています。
よく「今がすでにバブルでは?」とする声を聞きますが、まったく違いますね。むしろ対照的な側面が多いことが両者を比べるとわかります。
 まず全体状況が全然違う。1980年代の日本は人口が増加中でしたが今は減少中です。土地の値段が上がっている点は同じですが、当時は土地神話の下、全国津々浦々で3倍、5倍に上がりましたが、今はほぼ首都圏限定で、理由も「立地がいい」など理屈に基づいています。
 マーケットの状況も違っています。株価の割安・割高度合いを示す株価収益率(PER)は当時は60倍もありましたが、今は16倍程度で、これだけ見てもバブルとは言えません。「買い主体」も違う。当時はカネ余りで金融機関の銀行・生損保買いが中心でしたが、今は外国人と事業法人買い(多くが「自社株買い」)が多い。
■外国人の評価が一変
 とりわけ外国人が占めるシェアが決定的に違います。当時の11.8%が今は約3分の2の67.6%(23年)にもなっており、外国人の買いが日本株上昇の大きな原因になりました。好調な企業業績を含めて、「変わる日本」が評価されたのです。
 日本株の世界シェアは約6%ですが、上昇前は世界の投資ファンドのほとんどが5%未満しか日本株を持っていませんでした。ものすごくアンダーウェートされていたのが正常に戻りつつあるのです。
 日本経済の好調は今後も続きそうです。聞こえてくるのは、賃上げが大企業の子会社、孫会社にまで及び、「伸び率も大企業並み」とする声です。コロナが明けてインバウンドの回復も順調で、日本の人口減少分を埋めるほどの消費をしてくれています。
 日本株は23年から大きく伸びましたが、そこをスタートに「1回り3年」は上げ相場が続くと見ます。だからこそ25年までは強気一辺倒でいいと言っているのです。23年の上げ幅は約8千円でしたから、23年スタート時の約2万5700円にこの上げ幅の3倍を足した程度までは上昇するでしょう。2万5700円+8千円×3ですから、そうです、日経平均は「5万円」まで見通せる状況にあるのです。平野さんの予想は強気一辺倒です。

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