5月18日・19日。大分県別府市・割烹旅館もみやにおいて、第82期名人戦七番勝負第4局▲豊島将之九段(34歳)-△藤井聡太名人(21歳)戦がおこなわれる。 名人戦では3連勝を決めて初防衛に王手をかけた。
対局が行われる割烹(かっぽう)旅館もみやの「高砂の間」
藤井は勝負メシに「おおいた冠地どりのかさな重」
叡王戦で自身初のカド番に追い込まれた後、藤井マニアは「最近の藤井さん、集中力は変わらないけど、どことなく覇気がないように感じています」と話した。具体的には説明できないそうだが、八冠の対局を見続けているマニアの感想なので無視はできない。
叡王戦での伊藤七段の終盤力は八冠を上回っていたといえる。中でも第3局は、知人が「秒読みになってからも恐ろしいくらい冷静沈着。藤井さんの最後の連続王手をほぼほぼ最善手でかわし、まったくといっていいくらい隙がなかった」と感嘆するほどだった。
小学生の時に藤井聡太を号泣させた男が大舞台で力を発揮し出した中、八冠に立ちふさがるのが日程という壁。次回の叡王戦(5月31日)までに今回を含め、名人戦が3局組まれているのだ。前夜祭、対局、移動が重なることで体調維持に苦労しそう。また叡王戦に向けた事前研究の時間を十分に取れるのか? 伊藤七段は叡王戦に照準を合わせてこられるだけに、藤井八冠はハンディを背負っているといえる。
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