本朝徒然噺

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先斗町歌舞練場ビアホール

2006年07月17日 | 花街随談
舞妓変身を楽しんだ後は、本物の舞妓さんに会いに、先斗町(ぽんとちょう)歌舞練場へ行きました。

宿泊していたホテルのフロントで偶然、「先斗町歌舞練場麦酒ホール(ビアホール)」のチラシを見て、入場券を買ったのです。

先斗町の芸舞妓さんによる踊りの会「鴨川をどり」が開催される先斗町歌舞練場。
この歌舞練場が、期間限定でビアホールになり、舞妓さんとおしゃべりや記念撮影をしながらビールを飲んだりおつまみを食べたりできるのです。

先斗町歌舞練場麦酒ホールの看板

今年初の試みだそうで、7月15日(土)~29日(土)の2週間限定で開催されていました。
ホテルなどで事前に入場券を買っておけば入れます(歌舞練場では入場券は販売していません)。
入場券にはワンドリンク+おつまみ一品が含まれていますが、現地で追加の飲み物やおつまみをオーダーできます。

先斗町歌舞練場の中に入ってみると、ロビーを利用してビアホールが作られていました。
テーブルとソファや、緋毛せんの敷かれた床几が置かれ、天井には、先斗町の紋章である千鳥が描かれた提灯が飾られています。

先斗町歌舞練場麦酒ホール 天井に飾られた千鳥の提灯

舞妓さんは、毎日交替で、二人ずついらっしゃるそうです。
この日は、今いる先斗町の舞妓さんの中ではいちばんお姉さんの久万里(ひさまり)さんと、昨年11月に舞妓さんになったばかりの志奈香(しなか)さんでした。
お二人ともとてもかわいらしくて、素敵でした。
志奈香さんは、黒地に団扇や露芝の描かれた絽の振袖を着て「割れしのぶ」を結い、久万里さんはすすきが描かれた紫色の大人っぽい絽の振袖を着て「勝山」を結っておられました。
一つのテーブルにいらっしゃる時間はそれほど長くはありませんが、舞妓さんとおしゃべりをしたり写真を撮らせていただいたりして、とても楽しく過ごせました。

北野天満宮の近くにある花街・上七軒の歌舞練場では、以前から夏の間だけビアガーデンをやっていました。
上七軒のビアガーデンでは、舞妓さんたちは素顔に浴衣姿ですが、先斗町ではお座敷用の姿です。

先斗町歌舞練場麦酒ホールは、今年評判がよければ来年以降もやるかもしれないということでした。
ぜひ、来年以降も続けていただけるといいな、と思います。

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