本朝徒然噺

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ナニワ旅日記その1 大川さくらクルーズ

2008年03月30日 | ニッポンの旅
3月29日(土)、30日(日)の1泊2日で、大阪へ行ってきました。

1日目の夜と2日目の昼間は、今回の旅のメインイベント・三代目桂春團治師匠の喜寿記念落語会へ。
朝早い新幹線で東京を発ったので、1日目は落語会までの時間を使ってちょっとだけ観光もできました。

東京はちょうど桜が満開になっていたので、大阪もそろそろかなあ……と思い、大阪の桜名所の一つ・大川へ行ってみたのですが、大川沿いの桜はまだ三分咲きといったところでした(冒頭写真)。

JR桜ノ宮駅近くにある桜宮橋付近から、京阪・地下鉄天満橋(てんまばし)駅の前にある天満橋付近まで、大川の両岸には桜並木が続いています。
大川には水上バスも運航されており、花の時期には川から両岸の桜を愛でることもできます。

天満橋界隈へ行くのはとても久しぶりだったのですが(以前勤めていた会社で、仕事で天満橋界隈へ行くことが多かったのです)、久々に行ったら駅の様子がだいぶ変わっていてびっくり
以前あった松坂屋はなくなっていて、京阪のショッピングモールになっていました。

また、駅のすぐ前には、水上バスの新しい船着場「八軒家浜(はちけんやはま)」ができていました。

八軒家浜から京阪天満橋駅を望む

八軒家浜開港記念桜まつりの看板

八軒家浜テラス

江戸時代、京都と大阪を結ぶ「三十石船」が運航されていたころ、このあたりに八軒の船宿があったことから「八軒家浜」と呼ばれていたのだそうです。

新たに整備された八軒家浜船着場は、なんとこの日開港で、私が着いた時にはちょうど一番船(さくらクルーズ第1便)の出港準備が進められているところでした。
あまり人がいなかったので付近で何となく待っていたら、そのうちに係の方が「さくらクルーズの水上バスにご乗船の方はこちらにお並びくださ~い」と案内してくださったので、列の先頭につきました。
おかげで、一番船に一番乗りでしたよ! メデタイメデタイ。

今回乗ったのは「さくらクルーズ」という、八軒家浜を出て桜宮橋のところまで行き折り返してくる25分ほどのコース。

開港したての八軒家浜から、船に乗り込みます。

八軒家浜乗船場

八軒家浜を出た船は、天満橋の下をくぐり、大川を進みます。

天満橋

「桜の通り抜け」で有名な大蔵省造幣局も、川から見えました。

大蔵省造幣局

大蔵省造幣局の敷地内にはたくさんの八重桜が植えられており、花の時期だけ一般の人たちに開放されるのです。
敷地内は一方通行となり、歩きながらのお花見しかできない「桜の通り抜け」ですが、さまざまな種類の八重桜のトンネルを見上げながらのお花見はまた格別です。
八重桜はソメイヨシノより一週間ほど見ごろが遅いので、川岸のソメイヨシノと「桜の通り抜け」の八重桜、二度に渡って大川周辺の桜を楽しめますよ。


途中、一風変わった船とすれ違いました。

水陸両用バス

バスの形をしたこの船、なんと水陸両用なんだそうです


両岸の景色を楽しんでいるうちに、船は八軒家浜に帰港。

八軒家浜

短いクルーズでしたが、咲き始めた桜を愛でながらの楽しいひとときでした。

大川の「さくらクルーズ」は4月22日(火)までの期間限定で、料金は大人1,000円です。


大川の水上バスにはいくつかのコースがあるのですが、4月末のゴールデンウイークから、大阪城と道頓堀を結ぶ便も登場するそうです(土日祝のみ、冬期はなし)。
松竹座で芝居見物をする時に使えば、観客も「船乗り込み」ができるかも

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