本朝徒然噺

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こちらも喜寿記念

2008年03月29日 | 落語随談
大阪へ来ました。

ワッハ上方のホールで開催されている、三代目桂春団治師匠喜寿記念落語会を聴きに。

落語好きとしては、春団治師匠の喜寿もお祝いしなくてはっ。

といっても、昭和5年生まれの春団治師匠はもう喜寿を過ぎているのですが、記念の落語会がこのたびメデタク開催される運びとなったのです。

「東西華の宴」という副題がつけられたこの落語会、3日間にわたって計5回の公演が行われ、東西の有名どころが日替わりで出演して春団治師匠の喜寿のお祝いに華を添えています。

春団治師匠は、5公演ともネタ出し(あらかじめ演題を発表しておくこと)をされ、毎回違う噺を披露してくださいます。

今日のネタは、代々の春団治師匠の十八番とされる「いかけや」。
短い噺でも、さまざまな登場人物を丁寧に描きわけてきっちりと語り、客席を引き付ける春団治師匠は、本当にすごいです。
なおかつスマートでどこか品のある高座からは、春団治師匠の芸が確固たる基盤の上に作り上げられたものだということがうかがわれます。

人物の内面を見事に描きつつ、カタチも良い。
これって、山城屋さんと春団治師匠に共通することなのかもしれないなあ……と思いました。
喜寿世代のパワー、あなどれません……。

詳しいレポは、後日アップしま~す。

※春団治師匠の「団」の字は旧字ですが、携帯電話で入力できないため新字に置き換えています。

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