格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

『真実を見抜き始めた市民とメディア改革の方向』

2009-10-02 18:33:22 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

『真実を見抜き始めた市民とメディア改革の方向』
8月30日の総選挙直前、テレビメディアによる選挙報道は極端に少なかった。酒井法子さんの関連の報道が延々と続いた。投票所の投票時間は、短縮され、インフルエンザ流行の恐怖をあおる報道が続いた。


これらのテレビメディア行動の裏には、投票率低下を望む麻生政権の強い意向が存在したのだと考えられる。こうした情報操作にも拘わらず投票率は2005年9月の総選挙を上回り、民主党圧勝予測報道にも有権者の姿勢は揺るがなかった。


有権者の行動に質的変化が生まれ始めたように感じられる。私は本ブログ拙著などを通じて、微力ではあるがマスメディアが伝えない真実の情報=『知られざる真実』を伝えるべく努力を重ねてきた。これまでマスメディア情報に踊らされてきた市民がマスメディア情報に素朴な疑問を抱き始めたように感じられる。


「真実の情報」を得る媒体として、ネット情報と単行本の果たす役割は無視できぬ大きさに拡大しつつあると感じる。人口3000万人の時代に3000人の力が明治維新を生み出したことを考えれば、人口1億人の時代における意識が高く情報発信力の高い1万人、10万人の力は侮れない効力を発揮するだろう。


これまでテレビメディアではNHKの影山日出夫氏、島田敏男氏をはじめ、田原総一郎氏、みのもんた氏、辛坊治朗氏、黒岩祐治氏、田勢康弘氏、岩見隆夫氏、三宅久之氏、岸井成格氏、田崎史郎氏、北野たけし氏、テリー伊藤氏、池上彰氏、財部誠一氏、竹中平蔵氏、宮崎哲哉氏等が極めて偏向した言説を示し続けてきた。


民主主義が有効に機能するうえでマスメディアの及ぼす影響は計り知れない。国民がマスメディア情報を直ちにうのみにせず、真実を探求し始めたことは画期的な変化だが、マスメディアの浄化、体質改善は急務だ。


鳩山政権による日本の新時代を軌道に乗せるには多大な障がいを乗り越えねばならず、一朝一夕という訳にはいかない。マスメディアはアラ探しに血眼になるだろうが、市民は厳しく、しかし温かく新政権をじっくり見守るべきだ。




2009年9月19日執筆



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