ヨーロッパのエネルギーを支配するロスチャイルド
既に、ヨーロッパへの最大のエネルギー供給元になっているロシア。とりわけヨーロッパが70%以上をロシアに依存する天然ガスの供給基地として、国際核兵器密輸・エネルギー・マフィア=マーク・リッチの活動拠点ベルギーが活動を開始している。
ベルギーは元々、北海油田の原油を全ヨーロッパに供給する輸出中継港でもあったが、ロシアの最大手ガス会社・ガスブロムは、ベルギーの大手ガス会社ディストリガスを既に買収し、欧州へのガス供給基地の建設を着々と進めている。
同時に、ガスブロムが買収したディストリガスの子会社を、フランスの金融会社スエズ金融が買収し、ロシア=ガスブロムとスエズが一体化し、ヨーロッパへのガス供給を支配下に置く戦略を取っている。
スエズは、世界中の水資源を支配下に置く戦略を取っている「水独占企業」でもあり、この企業の正体は、かつて、世界中を植民地支配し、有色人種を奴隷として酷使し、数億の有色人種を大量虐殺した東インド会社であり、現在、「犯罪の前科を隠すため改名」している。
スエズは、かつてロシアのロマノフ王朝時代に、当時ロシア最大の油田であったバクー油田の開発に関わり、その経営系列には、日本のコメ市場の「開放」を強力に推進するドレフュス社がある。
ガスブロムとスエズの一体化の背後に、ロマノフ王朝の復活を念頭に置くプーチン政権の性質を見る事が出来る。
また日本を「兵糧攻め」にし奴隷化するための「日本のコメ市場の支配を狙う」ドレフュス=スエズが、ヨーロッパをネネルギー面で「兵糧攻め」にするためガスブロムと組み、ヨーロッパのエネルギー=生命線を支配下に置き始めている「戦略」を見る事が出来る。
ここにスエズ社の「世界の水、エネルギー、食糧」支配による、「世界帝国建設」の戦略を見る事が出来る。かつては、人間を「直接、奴隷とする」事で、植民地として世界帝国を建設しようとしたスエズ=東インド会社が、「人間を直接、奴隷支配する事は人権侵害である」と非難を受ける現代において、人間に必要不可欠な水、食糧、エネルギーを支配する事で、「奴隷のように黙って働かない人間には水、食糧、エネルギーを与えない、という形での人間の奴隷支配」を実現しようとしている。
これは現代的な「新しい形での奴隷支配」であり、新しい「植民地支配」である。
スエズはロスチャイルド系企業でもあるが、ヨーロッパの産業開発専門の銀行である欧州復興開発銀行は、スエズとアメリカン・エキスプレス社=アメックスが経営している。
スエズは、ヨーロッパの産業金融をも「支配している」。
現在ではクレジット・カード会社として有名なアメックスは、かつてはヨーロッパ横断鉄道=インター・コンチネンタル鉄道という名前であり、ロシアの安価な物資を買い叩きヨーロッパに輸出・運搬する貨物輸送企業であった。アメックスは、ヨーロッパ産業を金融支配する事業を共同経営するスエズが、ガスブロムと一体化する事を通じ、かつてと同様のロシア資源をヨーロッパに輸出する事業に「本家帰り」した。
アメックスは、ヘンリー・キッシンジャー、現在の米国国務長官ライスの恩師ブレント・スコウクロフトが経営する企業である。
*・・・水問題については拙稿「チベット問題の本質・・・金で殺人を請け負うマフィアと中国政府の一体化 」を参照。