ダマスカス留学生有志による情報ブログ

ダマスカス留学生有志とそのOBがアラビア語やイスラームについての情報をお送りします。

シリアのご馳走 Part2

2009年10月29日 | 食べ物

シリア料理は、クッバ、シシカバブ、コルドンブルーなど肉料理が多いのですが、なんといっても日本人の口に一番合うお勧め料理は、カブサという炊き込みご飯(写真上)。
鶏肉を丸ごとゆでて、そのゆで汁とスパイスでご飯を炊くというだけなのだけれど、これが本当においしくて、世界中から来る留学生たちにも、大人気。
タイ人、マレーシア人など、アジア系の学生の中には、羊肉が苦手だったり、香辛料が効いていないとおいしくないなどと、好き嫌いがある人でも、カブサだけは嫌いだという人に会ったことがないのです。

家によって作り方が微妙に違っているのですが、料理上手のクルアーンの先生の家のカブサは、鶏肉をゆでるときに一緒にカルダモンを入れるのが決め手。
ご飯もカルダモンと胡椒などのスパイスと、黄色いサフラン粉を入れて炊きます。

他のイスラーム国やヨーロッパなどに出かけることが多い別の先生の家のご飯は、いろんな国の料理が混在していて、すごくおいしい。(写真下)



写真の右上は、モロッコ料理、下のサラダはシリア風、左下の鶏肉の生クリーム煮(シリア料理ではないけどどこかな?)、左奥の白いご飯は、白米好きの日本人のために日本風、と絶品の料理が並びます。
おいしくてつい食べ過ぎてしまうのが困ります。

ムスリム家庭は、本当におもてなし上手で、よくご飯に呼ばれます。
数種類のメイン料理の後には、ケーキとコーヒー、終わったかと思うと、その後には果物の盛り合わせと、次から次へとご馳走が出てきて、呼ばれた方は胃の調整をしながら少しづつ食べないと大変。

イスラームでは、預言者様(彼に平安がありますように)が言われた、食べるときのアドバイスで、胃の3分の1は食べ物、3分の1は飲み物、3分の1は空気のために残しておくよう教えてくださっています。


現代の成人病は、飽食の食生活がもたらす病が数多いので、食べすぎを嫌うイスラームは正解ですね。

預言者様(彼に平安がありますように)は、「人間にとって、中に詰め込むのに一番悪い容器は、胃です。」と言われています。
おいしい料理に負けずに、これらのアドバイスを活かして、お呼ばれでは食べ過ぎに注意しなくては!

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