猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

もりかわのおくりもの

2009年12月24日 23時30分00秒 | オーディオ
ぜんぶで4まん600えん。もりかわのおやじはぶあいそうにいいました。
こうかなかいものをしたのになんてぶあいそうなのかしら、このひとはきっとじょしがきらいなのね、ほもにちがいないわ。とかのじょはおもいました。でもこどももいるしへんね、とおもいながらはらいをすませてみせをでようとしたら、
もりかわのおやじが、そんなにぶあつくておもたいしゃーしになにをいれるんだい、ときいてきました。
しゃーしってこれのことかしらとおもいながら、ぱーとりっじをいれるの、とかのじょがこたえると、5~6にんのきゃくでにぎやかだったみせのなかが、しんとなりました。
しばらくして、ぱーとりっじってぱーとりっじかい、ときゃくのひとりがきいてきたので、かのじょは、ぱーとりっじってぱーとりっじよ、とこたえました。
するともりかわのおやじがみせのおくからはしってきて、このすいっちくらふとをもっていけ、といって、かのじょがかかえているしゃーしとよんだもののうえにおきました。
そしておだいはいらない、といってぶあいそうにまたみせのおくにもどっていきました。
かのじょはかえりながら、ただでものをくれるなんてなんていいひとなのかしら、ほもじゃなかったわ!とおもいながら、
りょうてのなかのおもたいきんぞくのはこをみて、そして、ああ、これできっとぱーとりっじがきれいなおとをだしてくれるにちがいないわ、とおもいました。

さて、かのじょのいえはひどくびんぼうでしたが、かのじょのいえにはほこるべきふたつのものがありました。ひとつはかのじょのおっとのぱーとりっじです。かのじょにはそれがなにかわかりませんでしたが、かのじょのおっとがいうには、にどとてにはいらないわざもので、にどとてにはいらないわざものだということでした。
そしてもうひとつはかのじょがちちおやからうけついだかめらのれんずでした。とてもりっぱな、めいたまとよばれているもので、こんなにきれいなものはもうどこにもないといって、かのじょのちちおやが、かのじょがけっこんするときになきながらくれたものでした。

さて、かのじょがいえにかえると、かのじょのいえはひどくびんぼうでした。
かのじょはゆうしょくのじゅんびをはじめました。びんぼうではありましたが、きょうはくりすますなので、いつもよりもきらきらとすてきな食卓ができあがりました。そしておっとのかえりをまちました。
ふとめをあげると、たなのうえに、もううごかなくなったかのじょのかめらがありました。
かのじょがちちおやからもらったれんずがつくような、りっっぱなかめらではありませんでしたが、かのじょがながいあいだつかっていた、かのじょのたったひとつのたからものでした。
もうしゃしんがとれないとおもうとかなしくて、ぽろぽろとなみだがこぼれましたが、くりすますなのでなかないぞ、とおもい、なくのをやめました。

かのじょのおっとは、すこしおくれてかえってきました。
どあがあき、かのじょのおっとがはいり、どあをしめました。
そして、かのじょに、きれいにつつまれたはこをわたしました。
かのじょがつつみをあけると、なかにはあたらしいかめらがはいっていました。
「きみのれんずがつくかめらだよ」とかのじょのおっとがいいました。
「さっそくきみのれんずをつけてきょうのすてきなゆうしょくをしゃしんにとろう」
おっとのこのことばにはしたがわず、かのじょはいすにしずかにこしをおろし、にっこりとほほえみました。
「れんずはうっちゃったの」

かのじょのおっとははとがまめでっぽうをくらったようなかおになりました。
かのじょはかのじょのおっとへあゆみよりました。

「そんなかおしないで。だって、あなたにぷれぜんとひとつあげずにくりすますをすごすなんてぜったいできないんだもの。―― きにしない、でしょ? こうしなきゃだめだったの。ほら、れんずなんかだんぼーるにあなをあければできるわ。『めりーくりすます』って言ってよ。そしてたのしくすごしましょ。どんなにすてきな ―― きれいでおもたくてすてきなぷれぜんとをあなたによういしたか、あてられないわよ」

かのじょはかのじょのおっとをまねきいれ、じょうぶなかみぶくろにはいったおくりものを、かのじょのおっとにおもいをこめてさしだしました。じゅうきんぞくのにぶいひかりは、かのじょのかがやくばかりのねっしんなきもちをはんしゃしているかのようでした。

「ねえすてきじゃない?とくちゅうしてつくってもらったのよ。あなたのぱーとりっじをこのしゃーしにつけたら、きっときれいなおとがでるわ。ぱーとりっじ、かしてよ。このしゃーしにつけたらどんなすてきなおとがでるかききたいの」

かのじょのこのことばにはしたがわず、かのじょのおっとはいすにどさりこしをおろし、にっこりとほほえみました。

「ねえ、ぼくたちのくりすますぷれぜんとは、しばらくのあいだ、どこかにしまっておくことにしようよ。いますぐつかうにはじょうとうすぎるよ。かめらをかうおかねをつくるために、ぼくはぱーとりっじをうっちゃったのさ。さあ、しょくじにしようよ」

そしてつけくわえました。
「しゃーしなんてむずかしいことばよくおぼえたね」
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02年版THRAK買いました

2009年12月22日 00時00分00秒 | 音楽
クリムゾン40周年Remaster(Remix)シリーズ、THRAKの作業が始まったとのことで、
次はSteven WilsonではなくJakko M. Jakszykが担当するそうです。
ここまでのSteven Wilsonの仕事が素晴らしかっただけに少し心配です。
 
 
 
それで思い立って、未購入だったTHRAKの2002年の紙ジャケを入手しました。
 

 
 
スタジオ盤シリーズに遅れてEarthboundとUSAがリリースされたときに同時にどさくさでリリースされたものですが、
それらを買いに行ったときに、お茶の水のディスクユニオンの店頭で迷いに迷って結局買わなかったものです。
 
そのとき「THRAK」(曲名の方です)が流れていて、えらく音が良くなっているように感じて食指が動きかけましたが、
3枚同時購入は厳しく、後ろ髪を引かれながら見送りました。
 
 
 
それでやっと今回ヤフオクで新品を入手したのですが、とっとと買っておくんだったと思いました。
凄い音の良さです。
ここまでとは思っていませんでした。
オリジナル盤とは雲泥の差で、どの楽器もリアルで生々しく表現が豊かで、レヴィンやブラッフォードが素晴らしいです。
マステロットも見直しました。
ガンはよく分かりません。
ギター2本も生々しいです。
電気楽器が生々しいのは凄いことです。
推測ですが、人数が多いダブルトリオという構成上、最初から音数が多く賑やかな分、あまり元の音が加工されておらず、
マスターの鮮度が高いのではと思います。


マスターの状態が良いだけになおのこと、今回のリマスターはJakkoはちゃんとやれるかな?と心配です。
やれるよね?

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猫っぽい

2009年12月21日 00時00分00秒 | 






猫が苦手な人はこういう眼力が苦手なのだと思います。
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YES リマスター

2009年12月18日 00時00分00秒 | 音楽
先日の記事で、イエスのリマスター盤について間抜けなことを書いてしまいました。
今年紙ジャケSHM-CDで再発されてるんですね。
ヤフオクでイエスの紙ジャケがやけに多く出品されているので気付きました。

でもこの再発CDで分からないのは、
「RHINOよりリマスター&エクスパンデッド仕様にてリリースされたボーナス・トラック付き音源を使用」となっているのに、
「2009年度最新デジタル・リマスター」と謳っているっている点です。
RHINOが2003年にリマスターした音源をSHM-CDに収めただけのもののように思うのですが、
どこが「2009年度最新デジタル・リマスター」なのでしょうか?

まあ何をどのようにしても、音楽情報が大幅に失われたRHINO版を音源とし、更に音楽を台無しにするSHM-CDでのリリースですから、個人的には全く興味がありませんが、
ただ、このリリースのせいで、98年版紙ジャケ(こちらは素晴らしいリマスターです)の相場がかなり下がっているそうなのが恨めしいです。
98年版を収集する過程でダブついてしまったタイトルがいくつかあり、そろそろヤフオクに出すつもりだったのですが、機を逸してしまいました。
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小麦粉カ何カダ 2

2009年12月14日 00時00分00秒 | 
うちの猫に呑ませなければならない薬です。



これらを夜、一度に与えます。
エサ3~5粒くらいと一緒に手から与えるのですが、これまで肝臓の薬を与えるときは特に問題なく呑んでくれていました。
ところがくろすけは、今回から増えた薬のうち2種類は口にいれた途端に吐き出し、呑んでくれません。
吐き出す薬は袋に入った1.5錠の奴と黄色い奴です。
どうやらまずくて口溶けも早い薬のようです。

カプセルに入れて呑ますことを案じ獣医に相談すると、在庫があるとのことで早速貰いに行きました。


パブロン鼻炎カプセル等よりはひと回り小さいカプセルで、錠剤のままでは収まらないので袋に入った方を砕いて小麦粉か何かのようにします。





収まりました。




まずはしろすけから与えると、くろすけは辛抱たまらなくなりナイスです。




手を出した途端にかぶりつきます。



カプセルもうまく呑んでくれました。
大成功です。
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