猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

The Collectable King Crimson :Vol.5 にはがっかりだ

2010年07月28日 23時00分00秒 | 音楽
The Collectable King Crimson : Vol.5が届きましたが、前日にDGM LIVE!からダウンロードした1996年6月25日のローマ公演が良すぎたせいもあって、非常にがっかりしました。
何回も何回もDVDで観た公演なので、音だけ聴かされても物足りないというのもあるのですが、演奏が大人し過ぎるというのが一番の理由です。
撮影が入っていたので振り切れることができなかったのでしょうか(その割には10月5日の「Sex,Sleep,Eat,Drink,Dream」の冒頭では、ブラッフォードがノリノリでそこら辺の物を叩いて興に入っていたらブリューがイントロを弾き始めて、ブラッフォードが「Why!!」と抗議して曲が始まるという寸劇を演っていました。・・・何故こっちを収録しない!!)。
つまらない太鼓合奏は再採用しても「Neurotica」は金輪際なかったことになっているのも変わらず(ブックレットのセットリスト表も捏造されています)、サプライズもなく取り柄が全く見出せないCDでした。
音もそこまで良くなっているとは思いませんでした。





それにつけてもローマ公演の素晴らしさです。
音のバランスが変だな、と思ったのも最初の方だけで、ブラッフォードが引っ込み過ぎている残念さも白熱した演奏に引き込まれているうちに、気にならなくなります。
全体を引っ張っているのはブリューです。
この公演のブリューの出来上がりっぷりは凄いです。
他のメンバーもブリューに引っ張られ白熱したグルーブが生まれています。
音がクリア過ぎないのも絶妙なライブ感に貢献しています(Earthboundのあの感じです)。

CD2はもう5回通しで聴いてしまいましたが、CD1も素晴らしいです。
「B'Boom」が楽しく聴けたのは初めてです。

こちらは超お薦めです。
生で観れたローマの人が嫉ましくなること請け合いです。

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