猫を捨てる奴は捨てられろ

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キング・クリムゾン 2014 Tour Box 到着

2014年09月24日 23時00分00秒 | 音楽
クリムゾンの新メンバーでの曲が聴きたくて 2014 Tour Box を購入しました。
Burning Shed から注文して1週間くらいで届いてびっくりでした。










新メンバーでの演奏は、

DISC1
6.Hoodoo
9.Larks' Tongues in Aspic Part1

DISC2
2.Three Headed Doom
8.Venturning Unto Joy
12.The Hell Hounds Krim

です。
どの曲も細切れで曲の一部分だけです。

Hoodoo は21馬鹿のエンディングのような激しい曲です。
曲の最初から最後までこのテンションだと素晴らしいのですがどうなのでしょうか。

lark's Part1 は素晴らしいです。
曲の中間部のドラムパートとその後の静かなパートなのですが、
3人のドラムバトルとその上を走るフリップのギターソロが非常にかっこいいです。
これならドラム3人の意味があります。
静かなパートはコリンズのフルートソロで、こちらもなかなか素敵です。
そのまま次曲40年前の Lark's Part1 のクロスのバイオリンソロに繋ぐ編集も憎いです。

Three Headed Doom は Prism の2014年版といったドラムだけの曲です。
ただの合奏でつまらないです。

Venturning Unto Joy は Level5 の間奏部のような曲です。
激しいバックの上にフリップのギタ=ソロが走る曲ですが上述の lark's Part1 ほどドラムは頑張っていません。

The Hell Hounds Krim は名前倒れの曲です。
これも Prism の2014年版といったドラムだけの曲です。
94年にThrackでブラッフォードとマステロットがやったことをなぞっているだけのようなつまらない曲です。


驚いたのはDISC2の Separation です。
Jakszyk,Fripp,Collinsのセッションですが、
2003年クリムゾンっぽい曲です。
フリップのソロもコリンズのソロもかっこいいです。
A Scarcity of Miracles に入れてくれていたらアルバムの評価がかなり変わったのにと残念な気持ちになりました。


おそらく今回のドラマーは全員がお人好し過ぎるのだと思います。
クリムゾンにはブラッフォードくらいの人でなしがちょうどいいので、
ツアーの間に人間関係がこじれて皆が好き勝手にやり始めて揚げ句、
Earthbound の21馬鹿のような神曲が生まれないかなと期待しています。

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