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ネルソン・パス Amp Camp Amp もどきの製作 - 音質

2019年03月10日 00時57分25秒 | オーディオ


音出しの感想です。

作ってすぐの音はあてにならないため、エージングが進むよう、日常のテレビの音声もつながった、我が家のメイン機に組み入れました。
これで音が良ければ現在のメイン機の黒モグラはお役御免です。

最初に音出しした際の、中華回路(デカップリングコンデンサなし)の状態での音は、エンハンサをかけたような強弱がかなり強調された不自然な音で、2日くらいエージングしても全く変わらなかったので、オリジナルACAの回路で組み直しました。

真空管アンプの場合、シングルアンプはシンプルなため、音質は、使っている部品の音が全てであると言っても過言ではありませんが、おそらく半導体アンプも同様ではないかと思います。
そこへいくと、このACAもどきに使っている部品は、トランジスタとトリマーボリューム以外はオリジナルのACAアンプキットよりも良いものか同じものであるため、好結果が期待できます。


求めるレベルは、ひとまずは、今までできていたことがそこそこできることです。
今までできていた、音の良いソースでは演者が目の前で演奏し、歌手の場合は開けた口の形が分かるくらいのソリッドな音像が描ければ良しとします。

なお、このアンプも電源の極性に敏感なので、電源のACアダプタの極性を色々と変え(モノラルアンプですので極性の組み合わせは4通りあります)、ベストな極性の組み合わせを見つけました。
音像が一番ソリッドな組み合わせを見つければいいので、そんなに難しくありませんでした。
この状態で2ヶ月エージングをしました。




結論から言うと、
演者が目の前で演奏し、歌手の場合は開けた口の形が分かるくらいのソリッドな音像は得られていますので、ひとまずは合格です。

オリジナルのACAアンプキットで言われていた低音の問題も感じません(AXIOM80 が 80Hz以下はほとんど出ないことが大きいと思いますが)。

但し、音像のソリッドさがこれまでより若干低いです。
エルガーのチェロ協奏曲の、デュプレの凄い演奏は伝わってきますが、胸を掻き毟るような表現まではできていません。

更なるエージングで解決する可能性もあるとは思いますが、
電源がACアダプタでは限界があるのかなとも思いますので、電源をきちんとトランスで作ることを考えています。




最後に、試聴機器とソースです。

視聴機器:
CDプレーヤー:Kenwood DPF-7002改
プリアンプ:Threshold SL-10
ライントランス:Partridge TK-3952
パワーアンプ:ACAもどき
スピーカー:Goodmans Axiom80

ケーブルはACケーブル以外は全てビンテージ単線です。


ソース: ※参考
セクシーオトナジャン「オンナ、哀しい、オトナ」(EPCE-5369)
  試聴ポイント:声をどこまで目の前に感じてどこまで見通せるか、みやびちゃんがどこまで可愛いか

ラルクアンシエル「ray」(KSC2-283)より「Honey」
  試聴ポイント:2番のサビの録り直し箇所にどのくらい違和感を感じるか

イエス「こわれもの」(AMCY-6291)より「ムード・フォー・ア・デイ」および「燃える朝焼け」 ※1998年リマスター
  試聴ポイント:退屈な「ムード・フォー・ア・デイ」をどのくらい楽しく聴けるか、「燃える朝焼け」の長いイントロの頭の辺りのブラッフォードのドラムの表現がどこまでリアルか、それぞれのドラムの微妙な位置関係がどこまで見えるか

デュ・プレ エルガー「チェロ協奏曲」(SRCR-2643)
  試聴ポイント:デュ・プレの鬼気迫る過剰な演奏がどこまで胸に刺さるか


また変化があれば、報告します。

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