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猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

DPF-7002の改造 2

2009年02月25日 15時00分00秒 | オーディオ
話をスペア機に戻します。

I/V変換のオリジナルのオペアンプはNJM4580Lですが、これはDACチップの能力を生かすにはかなり非力なようです。
今回はここにOP275GSを用いました。


BrownDogのアダプタを用いて取付けました。


I/V変換のオペアンプに求められるのは、スルーレートとセトリングタイムだそうで、
オーディオでよく使用されるオペアンプのデータを比較すると、

 AD826 350V/uS 70nS
 OPA637 135V/uS 450nS
 AD825 125V/uS 80nS
 OPA627 55V/uS 550nS
 AD8620 50V/uS 600nS
 OPA2604 25V/uS 1000nS
 AD823 22V/uS 350nS 
 OP275 22V/uS 200nS
 OPA2134 20V/uS 1000nS
 NJM072 20V/uS 不明
 NJM2114 15V/uS 不明
 NE5532 9V/uS 不明
 NJM4580 5V/uS 不明
 NJM4558 1V/uS 不明
 (※型番、スルーレート、セトリングタイムの順)

となっており、
OP275は価格の割に両方のバランスが良いです。
ちなみにスルーレートは大きい方がよく、セトリングタイムは小さい方がよいそうです。
なお、このデータはネットで拾ったものですが、微妙に測定条件が異なっているものも混在しているので、
だいたいこの辺りと、目安程度に考えて下さい。


ついでに差動合成のオペアンプもOPA627AUに交換しました。
こちらもBrownDogのアダプタを用いています。




この状態でも無改造のものよりは圧倒的に音が良いです。
コンデンサ交換等は落札後のオプションとしてとりあえずこの状態で出品するか、
フル改造して出品するかで悩んでいます。


今回出品するものは、フロントパネルの上部側面にほんの僅かな打痕(正面からは見えません)があることを除けば、
かなり程度が良いです。
私が開けるまでは分解跡もありませんでした。
純正ではありませんが音量調整ができるリモコンも付属しますので、興味を持たれた方は、是非御入札下さい。
まだ出品していませんが。


コメント (8)
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