猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

Pink Floyd The Man And The Journey

2023年03月24日 00時00分00秒 | 音楽

 

ピンク・フロイドが何を思ったのか、それまでに発表した曲を組曲形式で再構築した1969年の作品です。

 

結局スタジオ盤は発表されず、この "The Man And The Journey" を冠した1969年のツアーでのみ演奏されました。

しかし、この時の1公演がFMラジオ放送されており、そのエアチェックテープを元にしたブートが長い間出回り、2016年には遂には公式に Early Years 1965-1972 の一部(27枚組BOXのディスク9)として発表されました。

更に最近、FM放送用のマスターテープが発見され流出し、それをCD化したものがこれです。

 

1枚目の "The Man"組曲 は、人間の一日の営みをピンク・フロイドらしい呑気な組曲にしたもので、若干退屈ですが、2枚目の "The Journey"組曲 はなかなか聴かせます。

"The Journey"組曲の冒頭の「Green Is The Colour」から「Careful With That Axe, Eugene」の流れは素晴らしく、「Careful With That Axe, Eugene」は最早、この組曲のこの流れかでしか聴けなくなってしまいました。

また、組曲のラストを「A Saucerful of Secrets」のコーダで締めているのもプログレ的に嬉しいです。

 

音が良いのも嬉しい点で、最近の愛聴盤となっています。

 

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Nick Mason's Fictitious Sports

2023年03月22日 00時00分00秒 | 音楽

 

参加メンバーは、ジャズ界の鬼才カーラ・ブレイ、クリス・スペディング、スティーヴ・スワロウ、ロバート・ワイアット等と、錚々たる面子での、ニック・メイスンの1981年のソロアルバム。

 

このメンバーにドラムがそんなに上手くないニック・メイスンが加わるのは違和感しかなく、案の定、ピンク・フロイドのドラマーとしての名前貸し作品だったようです。

 

実質的には、カーラ・ブレイのリーダーアルバムだったようで、プログレファンとしては、4曲目の「Hot River」以外は微妙な作品です。

全曲、上ものは凄く上手いのに、ドラムはいつものニック・メイスンでドタバタしていて変なバランスです。

 

でもその「Hot River」はかなり格好良い曲で、これでギターがギルモアで5分くらいのギターソロがあれば、The Wall の「Comfortably Numb」に匹敵する名曲になっていたと思います。

 

「Hot River」だけで "買い" と言ってよいかは微妙なところですが、新品での入手がなかなか難しい作品ですので、チャンスがあれば購入してもよいと思います。

私はアマゾン経由でドイツの業者から購入しました。

なぜか注文後5日で到着してびっくりしました。

 

Nick Mason's Fictitious Sports

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Frank Zappa Three Card Trick

2023年03月20日 23時20分53秒 | 音楽

 

DVD3枚組3,000円と格安だったので、うっかり買ってしまいました。

全巻終始関係者インタビューのみで、しかも字幕もありません。

ザッパ初心者には苦行でした。


しかしながら、短くぶつ切りですが演奏シーンも少しだけ出てきますので、よほどのザッパマニアで英語が堪能な方なら楽しめるかもしれません。

 

Three Card Trick

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ウイングス「グッドナイト・トゥナイト」ロングバージョン もしかして初CD化?

2023年02月19日 00時00分00秒 | 音楽
ポール・マッカートニー&ウイングスの1979年のシングル「グッドナイト・トゥナイト」には、
12インチで発表されたロングバージョンがあります。
前奏が少し長く、間奏・後奏が長いこと以外に、最も大きな特徴は、
通常バージョンにない、歌の2番があることです。
聴いたことのない歌詞で、最初にFMで聴いたときには、何これと驚きました。
悩まし過ぎるバージョン違いなのですが、最も悩ましいのは、
聴きたくてもCD化されていないということでした。

我が家にはアナログ環境もあるので、中古の12インチを購入して聴くという手もありますが、
プレーヤーからのケーブル(高価なビンテージケーブルで作ったもの)をくろすけに噛み切られて以来、
悲しくて面倒臭くてもう7年くらいそのままにしてありレコードを聴ける環境にないため、
CD化を待ち望んでいました。

時々思い出したようにネットでCD化を検索するのですが、
全くそういう動向は掴めず、寂しい思いをしていました。
ブートであれば、この曲だけを収録したものや バック・トゥ・ジ・エッグ の拡張盤等に収録されているのを見つけましたが、
アナログ落としの可能性が高いと考え、食指が伸びませんでした。


そんな去年の12月、Amazonで、NOW Thats What I Call 12 70s という12インチのコンピレーションアルバムを偶然見つけ、
そしてこの中に「グッドナイト・トゥナイト」のロングバージョンがあることを見つけました。
早速発注しました英国のストアに。
待つことなぜか2ヶ月、昨日ようやく届いたCDを聴きました。





CD1の2曲目が「グッドナイト・トゥナイト」のロングバージョンです。


久しぶりに聴いて感慨無量です。
また、音が良いのが嬉しいです。
探して探して、そして待った甲斐がありました。


もしかすると公式にこのロングバージョンがCD化されたのは、
このコンピレーションアルバムが初めてでしょうか?
私の検索の仕方が悪かった可能性もありますが、
同じように探している方がいらっしゃいましたら、
早めの入手をお勧めします。
昨年2022年に発売されたようですが、私が買ったときにはストア出品しかなかったので。



NOW Thats What I Call 12 70s
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天井桟敷 初恋地獄篇

2023年01月19日 10時57分01秒 | 音楽





1970年に発表された天井桟敷レーベル第一回レコードとのこと。
メジャーデビュー前の小椋佳が参加しているということでCDの帯では全面に小椋佳を推しています。

私はアングラには全く興味がなく天井桟敷も避けていましたが、
「ジャイアント馬場が初恋の人に語りかける」というもの凄いパワーワードに惹かれ、
その一点だけで購入しました。

しかし残念、初恋の人に語りかける人が100人以上いて、どれがジャイアント馬場か分かりません。

1970年なので馬場はまだ32歳、
1971年の猪木クーデターや1972年の全日旗揚げより前の日本プロレス時代で
呑気な好青年時代ですから、晩年のようなアクもなく識別不可能なのだと思います。

私に根気があれば頑張って識別できるのでしょうが、
流石に100人の中から馬場を探すという不毛な行為は大人としてできませんでした。

どなたか熱狂的な馬場マニアで根気よく馬場を見つけることができた方がいらっしゃいましたら、
教えていただけると嬉しいです。

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