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猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

NobSound プリアンプ GFJ041 改造 その3

2024年02月17日 20時12分09秒 | オーディオ
NobSound プリアンプ GFJ041 改造 その2の続きです。

信頼性の低いリレーは無視することにしました。
具体的には、セレクタースイッチを一般的な音声信号を直接切り替える方式に変更します。

そのためにまず、音声信号がどのように流れているかを基板から読み解きます。
以下の流れであることが分かりました。

入力端子
 ↓
リレー
 ↓
ボリューム
 ↓
増幅回路
 ↓
出力端子

セレクターで音声信号を直接切り替える代わりに、リレーで入力を切り替えていることを除けば、
オーソドックスなプリアンプの構成です。

これを以下のとおり、プリアンプとして完全にオーソドックスな構成とします。

入力端子
 ↓
セレクター
 ↓
ボリューム
 ↓
増幅回路
 ↓
出力端子


元々のセレクタ―スイッチは1回路4接点なので、ステレオ信号の切り替えには流用できません。
ならば折角なので、評価が非常に高いセイデンの32NEGシリーズのNO.32005を使用することにしました。



NO.32005は2回路6接点ですが、このプリアンプの元々のセレクタースイッチとは違い、
ストッパーにより接点数を調節できるので、3接点に設定しました。

さて、セイデンのセレクタースイッチを取り付ける際に困ったのは、
シャーシのセレクター取付穴を少し広げなければ取り付けられないことと、
セレクターつまみの穴径を広げなければつまみが入らないことです。
少し面倒でしたが頑張りました。






次回に続きます。




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NobSound プリアンプ GFJ041 改造 その2

2024年02月14日 00時00分00秒 | オーディオ
NobSound プリアンプ GFJ041 改造 その1の続きです。

大改造を余儀なくされた想定外のこととは、
セレクタ―スイッチが音声信号を直接切り替えているのではなかったということです。

下の画像のとおり、セレクタ―スイッチには4本しかケーブルが来ていません。
ステレオ(2チャンネル)分の音声信号を切り替えているなら、8本来ているはずです。



ではこのセレクタースイッチが何をしているのかというと、
インプット毎に設けたリレーの切り替えをしていました。
なぜこんなに凝った入力切替の仕組みを採用したのかは分かりませんが、
パクリ元の回路がそうだったのかもしれません。


ですので、時々片チャンネルの音声が出なくなる原因として当初考えていた、
セレクタ―スイッチのガリというのは見当違いであり、
本当の原因として濃厚なのは、リレーの接触不良であるということです。

リレーの接触不良は、日本製のアンプでもよく発生していた不具合であり、
メーカー修理に出すとリレー交換されて返ってきますが、
何年かすると再度同じ症状が発生する可能性も高く、メーカーサイドでもジレンマがありました。
リレーのフタを開けて中の接点を磨けば直り、更に、
大きな電流が流れる接点でなければ接点復活材を薄く塗布しておけば、
新品交換したリレーよりも長く使えたのですが、
メーカーでは部品の手直しを禁止していることが多く、
部品の新品交換以外は認めていませんでした。

今回は個人の責任で実施することであり、リレーを開腹して接点を磨いてもよいのですが、
購入後1年程度で接触不良を起こしたことから、使われているリレーは信頼性の低い中華製であると思われます。
信頼性の低いものにそこまで手を入れることへのモチベーションの低さから、
この際リレーは無視することにしました。

具体的にどうしたのかは、次回の記事で報告します。
大改造の始まりです。

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NobSound プリアンプ GFJ041 改造 その1

2024年02月11日 23時19分16秒 | オーディオ
昨年のオーディオの宿題のうちの一つ、
NobSoundのプリアンプ GFJ041 の改造をしました。

宿題では、“インプットセレクターにガリが発生、接点を磨くだけで終る”としていましたが、
想定外のことが発覚し、結果的に大改造して問題解決となりました。


結果から先に申し上げます。


改造前




改造後


赤丸の箇所が交換した部品ですが、
それ以外に、コネクタ配線を全て廃止し、ビンテージケーブルで再配線しました。


想定外のこととは何だったのか、及び、改造の詳細はまた後日、報告します。

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TDA501の改造

2024年01月31日 20時00分00秒 | オーディオ







昨年のオーディオの宿題が 7題もあり、しんどいので、正月休みについ第三の選択をしてしまいました。

サブシステムの TELEFUNKEN RS5 を駆動する富士通テンの TDA501 を何気なくバラしたら、電解コンデンサを交換したくなり、結果は画像のとおりです。
大事なところは全て Muse KZ にして、そうでもないところはなぜか沢山持っているビンテージのポリプロピレンコンデンサにしました。

音は一聴して、おかしな音ではないことに安心しましたが、きちんとした試聴をする前に正月休みが終わって今に至ります。
きちんと試聴をして、また報告します。
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2023年 オーディオ宿題

2024年01月04日 00時00分00秒 | オーディオ
2023年にオーディオ関係でやり残したことを備忘録として記します。


1.ネルソン・パス ACAアンプもどき用リニア電源制作

もはや中長期目標となったネルソン・パス設計のACAアンプもどき用のリニア電源制作です。
部品は揃っていますが、なかなか一念発起できずにまた年越しとなってしまいました。
今年はできるのか....


2.Threshold SL10 オーバーホール

スレッショルドのプリアンプSL10が、どうも出力に規定値以上の直流が出ているようで、時々リレーが働くようになってしまいました。
オーバーホールが必要ですが、原因の特定→部品交換と時間が掛かることが目に見えているので、手を付けられずにいます。
なお、これも交換用部品は全て揃っています。


3.NobSoundプリアンプ インプットセレクターの接触不良解消

上記のとおりスレッショルドのSL10が調子が悪いため新たに導入した中華製プリアンプです。
購入後1年でインプットセレクターにガリが発生し時々片チャンネル出なくなるようになりました。。
接点を磨くだけで終るのですが、面倒臭くて手付かずです。


4.Mission プリメインアンプCyrus II 修理

サブシステム用に片チャンネル音が出ないジャンク品を入手。
2023年、唯一手を入れた機器ですが、コンデンサを全て交換したところで力尽きました。
パワトラ以外のトランジスタは全て入手済ですが、ペアを作るのに苦労しています。


5.ブルーレイレコーダーRD-X10 ブルーレイドライブ交換

RD-X10は3台所有していますが、唯一新品で入手した初号機のブルーレイドライブが逝ってしまったため、交換用の中古ドライブを入手しました。
但し交換するには、録画予約が入っていない日で、且つ暇な日を選ばなければならないため、交換の目途は全く立っていません。


6.ブルーレイレコーダーRD-X10 オーディオ基板改造

RD-X10のアナログ音声のクオリティの高さは有名ですが、我が家のメイン機DPF-7002改の音には遠く及ばないため、何年も前から改造を目論んでいました。
最低でも、オーディオ基板の全オペアンプ、全コンデンサを交換しようと考えていました。
交換オペアンプにMUSES8920Eを考えていたところ、SOICタイプがディスコンになったため、
企画倒れになってしまっていました。
しかしつい最近、MUSES8920AEとして復活していることに気付き、秋月で購入しました。
交換するオペアンプは全部で18個でしかもSOICなので難易度はかなり高いですが、
なんとかなると思います。


7.DAC S.M.S.L D300 リニア電源化

D300はまだ内部を確認したこともなく、部品手配もしていませんが、
ぜひ挑戦したい企画です。
SiC SBDを使った外部電源としたいです。
適当なトランスとSiC SBDは手元にあるので、コンデンサや三端子レギュレータ、
シャーシ等を手配すればよいのですが、上記2~6が終わってからになると思われ、
何年先になるのでしょうか。
D300が現行機種であるうちに着手したいです。




やることが多過ぎます。





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