フレッツカンパニー

ウクレレ、真空管アンプなどの修理調整、さらにウクレレ、ベースなどのレッスンをやっています。

むかしばなし 37

2008-08-01 05:16:07 | Weblog
国立に修理専門店を出したのは1975年ころです。

中央線沿線にはバンドをやっている連中が多いと聞いていたのでどこかの駅の近くで始めたいと思っておりました。

新聞の不動産蘭に学生街と書いてあるのを見て購入することに決めました。

一年目の売り上げなんてまあ悲惨なものでした。 税務申告した立川税務署の職員が心配してくれたくらいです。

国金からの融資で小さいスタジオを一階と二階に一部屋ずつ作りました。
使用時間200時間なんていう月もありました。

この頃スタジオを使用してくれた連中のなかには スターリン の 遠藤道朗 さんなんかもいましたが、みんな貧乏ミュージシャンで、修理代やスタジオ代を ツ
ケ でなんて、結局そのまま、あとはおぼろとなってしまいました。

当時、忌清志朗バンドでベースを担当していた リンコ・ワセイ さんもご自分のベースの修理・調整にきてました。

スタジオが繁盛したのもつかの間、国分寺や立川におおきなスタジオができて、使用時間はずいぶんと減りました。

夜は相変わらず、銀座で弾き語りをつずけておりました。
そして相変わらずギターを買い集めておりました。 

ハワイアンバンドをやっていたせいか、エレキギターには興味なく フルアコ、セミアコ を集めておりましたが、あるときモデルは忘れましたが、モズライトを手に入れました。

いきなり知らない人から年式やらモデルの問い合わせがありました。
モズライトは全国ネットで、どこのだれが何を持っているという、情報がいきわたっているそうです。

一番多い時で、60本くらいはあったと思います。
やがては家賃やローンの返済に当てることになります。

いま手元に残っている楽器は10本程度です。

写真は中央が 高校3年生の時買った、 Gibson Super 400C 、左側が Gibson Charlie Christian Model、右側が Martin C-2 です。
どとらも国内にはそう無い代物と思います。