現在、ESA/NASAの太陽観測機SOHOのコロナグラフLASCO C3が紫金山・アトラス彗星を写野内に
捉えており、下記リンク先でその画像が見られます。
https://soho.nascom.nasa.gov/data/realtime/c3/512/
彗星は日本時間で先月28日に近日点通過(太陽最接近)を迎えましたので、太陽から離れていく
途中で偶然にもSOHOのコロナグラフの撮影範囲に入ってきたようです。崩壊・消滅のおそれが
あるとの事前予想が信じられないほどに太い尾が発達し、明るさも約1等に達している模様。
この後、コロナグラフ写野の上側を通過していく様子が見られるはずですが、サイドメニュー
にある"MPEG Movies"をクリックした後、"LASCO C3"のサムネイル画像をクリックすると動画で
動きも確認できます(少し重いかも・・・)。興味のある方は時々覗いてみてはいかがでしょうか。
<追記>
コロナグラフの動画がうまく表示されなかったりするので、別な表示方法も紹介しておきます。
サイドメニューの"SOHO Movie Theater"をクリックすると動画の表示設定画面が出てくるので、
"Image"でC3、"Resolution"で好みの画素数、"Dates"の枠内のクリックで表示されるカレンダー
から希望の日付範囲をクリック(1回目のクリックで始まりの日付、2回目のクリックで終わりの
日付)して選んだ後(下図参照)、"Generate"ボタンをクリックすると選択した日数範囲の動画を
生成し、再生等の各種操作ボタンとともに表示してくれます。
採り上げられると思いますが、数か月
前の時点から「大して明るくならん
かも・。・・」と言われていたそう
ですね。赤道儀などの追尾撮影用具を
持たない私は、直近まで良く調べる
事が無いので、増光側に変化して
くれる分には大歓迎です。
月末の、もう1つのアトラス彗星の
方が期待されている様ですね。
こちらも、今月に入ってから存在を
知ったw しかも、日本からは早朝
にしか見られない様で。
この彗星について一時期はネガティブな情報が飛び交っていたせいか、
あまり大きなニュースにはなってきませんでしたね。
マスコミが騒ぐと期待外れに終わる天体ショーが多いという
ジンクスがあるので、報道が少なめだったのが奏功したかも?
本当の観測好期は今週末からですので非常に楽しみです。
ちなみに撮影するのに赤道儀が絶対必要という訳ではなく、
光度が下がらないうちは普通の三脚があれば十分写せると思います。
スマホでも機種によっては夜景モードなどを使って手持ちで写せる
可能性があるとみています。
もう一つ期待されているアトラス彗星は軌道がほぼ判明したので、
太陽の至近距離まで近づくのが確実視されていますけど、
現在は本当に明るくなるの?っていう感じのショボイ姿です。
こちらも期待どおりになるかどうかは報道量次第だったりして?