Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 7/16未明~明け方 天王星と火星が大接近

射手が引く弓付近を狙ってみた

2023-05-21 11:50:08 | 遠征日誌

前記事の続編です。

さそり座の尻尾辺りを撮った後、次に狙ったのはコレでした。


【M21,M20,M8付近】
 キヤノンEOS Ra+EF200mmF2.8LⅡUSM,F4.0,ISO3200,LPS-D3フィルター,
 総露出時間30分(3分×10コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県東伊豆町にて

フレーミングしたのはこんなエリア。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

星座絵によると、いて座がさそり座を狙って引いている弓の北側付近に相当します。
銀河系の中心部の近くになりますが、暗黒帯が斜めに走っており、その向こう側の星の光が遮られて
暗く写ってます。その低輝度エリアを背景に大きな干潟星雲M8の赤い広がりが目に付きます。
その右上には青と赤の星雲から成る三裂星雲M20、そのすぐ左上には散開星団M21が写ってます。
周囲には淡いながら赤い星雲が散見され、シャープレスカタログの登録天体が10個近くあります。
そのような目立たない各星雲もいずれクローズアップで撮って紹介できればと思います。



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