Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 7/16未明~明け方 天王星と火星が大接近

金星と木星のランデブー(2023/03/03)

2023-03-05 00:55:00 | 星景写真

3/2の日没後、西の空で金星と木星が大接近する光景が見られるということで、
時間が取れれば神奈川県某所まで出向いて、こんな写真を撮りたいと思ってました。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

ウチからは富士山と一緒には撮れないって分かってたんで、Googleマップでロケハンしてたんですが、
残念ながら関東南部は曇り空で見えそうになかったので、結局のところ撮影ポイントへの出撃を断念。

で、両惑星は翌日には離れるとは言え、まだ近い位置関係にあるのでリベンジを考えてたんですけど、
2日連続で似たような空模様になる予報で、どうやら富士山とのスリーショットを撮るのは無理そう・・・
では、どこが晴れるのか、複数の天気分布予報を調べると、甲信方面が期待できる感じでした。
そこで、富士山の代わりに八ヶ岳と一緒に撮るのもアリかなぁーと思って、東麓の野辺山高原に注目し、
八ヶ岳最高峰の赤岳に両惑星が沈むのが見える地点を調べ、シミュレーションしてみました。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

当日、幸い午後イチから時間が取れたので現地へ出撃。
着いてみると上空は晴天でしたが、八ヶ岳には低い雲がかかっていてスッキリしない状況。
そのうち雲が消えていくことを願いながら、まだ空の明るい時間帯に撮ったのがこちら。


キヤノンEOS Ra+タムロンSPAF28-75mmF2.8XRDiLDアスフェリカル(@47mm) 三脚使用

両惑星は捉えられましたが、まだ赤岳の左上の高い所にあります。
ちなみに、動画モードで撮影したファイルから30フレームを加算合成してます。
で、18時台中盤になると雲が消えるどころか増えていく状況でしたが、動画モードでそのまま撮影続行。
月明りに照らされた赤岳がちょっとだけ雲から顔を出したフレームを抽出して得られたのがコレです。


キヤノンEOS Ra+タムロンSPAF28-75mmF2.8XRDiLDアスフェリカル(@38mm) 三脚使用

結局、赤岳の真上に両惑星が並ぶシーンは雲に阻まれて撮れませんでした。んー、残念無念!

3/24には金星と細い月が大接近する光景が見られるので、次はそれを狙ってみましょうかね。
ちなみに同接近は沖縄方面で金星食となります。