Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
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高級デジイチ用リモコンを下位機種用に改造!

2009-11-27 12:00:00 | 撮影機材

久々に撮影機材に関する超オタク系なネタです。

個人的に現在メインで使っているデジイチはキヤノンの "EOS Kiss Digital X" です。

発売当時の位置付けとしては低価格のエントリーモデルということになってました。

別売オプションも上位機種とは差別化がなされていて、元々取付け不能なアイテムが結構

あります。

その中の一つに「タイマーリモートコントローラ」という名称のワイヤード・リモコンが

あります。これは一定の時間間隔で連続撮影するような時に重宝するアクセサリーでして、

数分の露出時間で何コマも撮り続けることの多い天体写真撮影では、カメラ任せで長時間

露出の連続撮影が可能になるということで非常に便利なアイテムなのです。

で、コイツは上位機種用に特化されているため接続端子の形状が特殊で、下位モデルには

物理的に取付けできません。しかし、天体写真オタクの間では、エントリー機種に取付け

られるようにするための改造が横行してます。もちろん自己責任でやるのですが、意外と

簡単なのでメカに弱いfornax8でもできるような作業内容でした。

具体的には、接続ケーブルの付け替えになります。キヤノン製デジイチのエントリー機種

にもリモコン接続端子は用意されていますが、その形状はオーディオ機器のステレオミニ

ミニジャック(通常のステレオヘッドフォン用端子である「ミニジャック」より小さい)と

同じものです。そこで、秋葉原あたりのパーツショップでステレオミニミニプラグ付きの

ケーブルを入手し、それに交換すればよいのです。fornax8は、千石電商というところから

通販でケーブルを購入しました。ケーブル長は1.5mのものでたったの210円です。商品より

送料の方が高いのですが、往復で1000円以上の電車賃を出すよりは安上がりでした。

まずはタイマーリモートコントローラのプラ筐体をばらします。裏面にある3本のねじを

全部はずしてから、筐体の厚さ方向の真ん中にある隙間に針先とかマイナスドライバーの

先を突っ込めばこじ開けられます。同時に電池も外しておきます。

中に入っている基盤にケーブルから分岐した3本のコードがハンダ付けされているので、

ハンダゴテを使って全部外します。その代りに、購入したステレオミニミニプラグ付きの

ケーブルをハンダ付けしてやります。各コードと付ける箇所は次の写真の通りです(↓)。

fornax8が入手したケーブルの内部は、赤と白の被覆線とバラ線で構成されていまして、

バラ線はより纏めて熱収縮チューブで覆ってからハンダ付けしました。付け替え用ケーブル

によっては、コード色とハンダ付けすべき位置が異なるかもしれません。

ハンダ付けした後は筐体を再度組立て、実際にカメラに接続し、動作チェックして完了。

似たような改造で、なんと他社のデジイチにも対応できてしまうという話もあります。

デジカメの動作ファンクションは意外と単純で、共通なのかもしれません。