昨日、圃場Bで今年収穫したソバを食べた。香りは前回よりも良かった。
前回は、φ4.7~5.0mmの大きさの粒子を丸ヌキにしたソバを使い、今回は、φ4.1~4.3mmのものを利用した。前回は酸化して黄色みを帯びたものが少し見られたが、今回はそうしたものはほとんどなかった。ここがポイントだと思うのだが、粒子が大きい方が、割れが入りやすいと考えられる。それは、早く子実になった方が大きい子実になるだろうし、早く子実になったものほど割れも出てくるだろうから。丸ヌキの段階で蕎麦の色は、緑の色が濃かった。緑の色が濃ければ、香りが必ずしもあり、それが強いという訳ではないが、昨日の蕎麦は比例していた。もちろん、特別な感動を与える蕎麦と言える程ではなかったが・・・。
加水量は、48%であった。ハサ掛け期間が少し短かったので、脱穀後2日間、合計で2時間程の天日干しを行った。これが少し行き過ぎた。加水量は、45%以下で済む方が好ましいと思う。昨日の蕎麦打ちは、水の量が不足してしまいうまくいかなかった。蕎麦打ちは打つたびに反省、進歩しない。
昨日は10人ほどの人に食べていただいたのだが、各自に蕎麦きりをごく軽く一人前ほどだした後、テーブルの真ん中で鴨と葱を焼いて食べた。そして、小さく切った鴨と葱を最後に焼き、各自の蕎麦猪口にそれらを各自の好みの量を入れてもらい、さらに好みでブラックペッパーを入れてもらった。すなわち自分に合った鴨汁が出来上がったのである。さらに蕎麦を出し食べてもらった。鴨と葱は本当によく合うし、ブラックペッパー入りの鴨汁はいい味のつゆになる。いいスタイルの食べ方ができたとひとり悦に入っている。