蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

圃場B(1) もう1か所にソバを栽培した

2010-10-28 | '10 SOBA

毎年栽培している圃場Aの他に、今年は自宅から約1km離れたところに畑を借りてソバを栽培した。そこに借用したのは、言うまでもなく美味そうなソバができるのではないかと考えたからである。

美味そうなソバができるのではないかと、考えた理由は2つ。1つは、以前に100mほど離れた場所に栽培したソバが実に美味かったからである。私がこれまでに食べてきたそばのうち2番目に美味いソバを排出したのが、少し離れた畑のソバであった。その近くだから美味いに違いないと考えた。

しかし、以前に美味いソバを排出した畑のすぐ近くだとはいえ、必ずしも美味しいソバができると楽観しているわけではない。隣の畑でさえ味は随分と違うことがある。いや、むしろ違うことの方が多い。庭先で以前東区、西区とした圃場でできたソバは、1枚の畑の隣同士であるにもかかわらず、できたソバを同じように打っても、鋭利な舌をもつソバ喰いに食べてもらうと、まるで違う味がするという人さえいる。

以前にテレビの「ワンダー ワンダー」という番組で、1つの畑の隣同士からできたワインの味がまるで異なるという例を示していた。その番組で出演者たちは試飲した2種のワインがまるで異なると発言した。しかし、それは、同じ畑で海に面して平行にブドウ棚を作ったブドウと垂直にブドウ棚を作った、まさにそれの差でしかなかった。

というようなこともあるので、期待をしすぎずに、試食の時を迎えられるように栽培に向かった。


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