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蕎麦彷徨

ひとりの素人が蕎麦について考えてきたことを書きしるすブログ

圃場A(2) 前作

2010-10-16 | '10 SOBA

春に、ホウレン草を植えた。ソバは作物の中で最も酸性の土壌を好む。この圃場の土は、高いアルカリ性の値を示している。だから、一番アルカリ性を好む作物に分類されていて、しかも手軽に栽培できるホウレン草を選んで植えた。

圃場全体に、種子をばら蒔きで播種した。しかも、50㎡の広さなのに、西洋ホウレン草と日本ホウレン草を一般に販売されている小さな袋で、6袋蒔いた。所狭しと発芽し、生育したので、小さいうちからよく食べた。人にも食べてもらったが、かなり多く残って途方もなく大きく生育した。

むしろ、過度に生育させたのである。ホウレン草が大きくなり枯れ始めた時、引き抜き圃場外に撤去した。こうすることによって、土壌の高いphは、酸性の方向に少しは向かってくれるのではないかと考えたのである。


圃場A(1) 準備

2010-10-11 | '10 SOBA

ここは庭先にある、以前に東区としてソバを20年ほど栽培し続けている圃場である。ほぼ毎年落葉のみを入れ続けている。その落葉投入によって、過去十年以上もの間、ここでできるソバが、最も美味しい蕎麦になっていると判断している。

昨冬は落葉用収集袋で53袋(1袋で少なくても6kg)集めた。これを1年間積み上げて置き、腐葉土化していない少しの部分を残し、50㎡(今年ソバを栽培したのは20㎡分)の広さに、すべてを投入した。

今年投入した落葉の重量は、例年の2倍ほどで、10a当たりにすれば5,6トンになるので、ほぼ十分な量を入れられたと考えている。この落葉を入れるのは、山の自然な状態を作ろうとするからであり、たくさん投入するのは山では長年ふり積りできる土壌を、この圃場で短期間に実現しようとするからである。


新たな出立

2010-10-07 | '10 SOBA

ソバの季節がやってきた。

今年は2か所に栽培した。
1か所は、毎年栽培している庭先に栽培した(これを圃場Aとする)。もう1か所は、自宅から1km位離れた場所に栽培した(圃場B)。両圃場とも播種から1か月半ほど経過し、まずまずの生育状況である。

私達の地域では、大きな問題が生じている。ヨトウムシの被害が甚大である。今日も近くのソバをみてまわってきたが、ほぼ全滅してしまった畑さえある。異常気象と言われた8月から9月にかけての猛暑が主たる原因なのだろうか。

これから、折節、ソバについて考えていることを書きとめていきたい。