いっちゃんの日記帳

昔ながらの原風景のふる里、京都美山で「いっちゃん」が、四季折々の風景とともに日常や出来事などを綴ります。

清流亭

2016年10月23日 | 日記

楽しいクラス会の昨日。
円山公園内「いふじ」で開催した。3年C組のクラス会。
42名中病没された5名を除く37名。その中でやむなく欠席された方を除く25名が出席するクラス会でした。
開始早々から話がいっぱいで、賑やかな事、賑やかな事!
開会の挨拶すら中々スタートしません。記念写真を撮り、開会の挨拶を幹事の私が。
恩師の挨拶に続き、次期幹事のYさんが乾杯の音頭をとってくれました。
後は、みんな入り乱れての賑やかな会話が部屋いっぱいに広がり、たのしいひと時を過ごしました。
折しも隣では同じ3年B組がクラス会。後半は双方が出入りしての賑やかさ。
総勢42名の賑やかなクラス会でした。
閉会後は、同じ公園内の「開花亭」で二次会。40名ほどが残りました。
あまりの賑やかさに、他のお客様が出て行くほど。本当に申し訳なかったです。
一時間ほど賑やかなひと時を過ごし、ほぼ解散。
三次会は残った18名がスナックへと集合しました。貸切に近い状態の店内でカラオケや談笑。
遅くなってから4名だけタクシーに乗り宿舎へと向かいました。
チェックインの後、お隣の「がんこ」へ。ゆっくりと食事。お腹を満たしました。
戻ってからも深夜まで話は尽きず、何となく眠れぬ夜を過ごしました。

今日は、ゆっくりとお風呂に入り、遅めの朝食。
流石に昨日の酔いが残って、あまり食は進みません。
宿を後にして、車を取りに円山公園まで4人で散歩。
鴨川沿いなどをゆっくりと散策しました。
車を出庫し、料金(目茶苦茶高かった)を支払い南禅寺へ。

今回の目的は、造園を業とするKさんが管理する庭園「清流亭」(非公開)へ、樹木医(グリーンドクター)のMさんに松の診断をして貰う事でした。
同じ同級生として凄い事だなと思っています。
Yさんと私の4人で「清流亭」でひと時を過ごしました。
床柱は赤松の正目柱。価格は3,000万円とか。応挙の筆になる欄間の扇や、名付け親の東郷平八郎の揮毫の書など凄い所です。
建物は明治大正きっての数寄屋工匠「北村捨次郎」が、庭園は「植治」こと「小山治兵衛」があたりました。
国指定の重要文化財として指定されているそうです。
庭には、遠く城崎から運んできた巨大な自然のままのつくばいや、鞍馬から運んできた巨大な沓脱石。東大寺の礎石などなど。
何となく謎に包まれた数々のものが有りました。
非公開ではもったいない様な素敵な庭園でした。

     (樹齢500年と云われる名松)清流亭の玄関に聳えています。

         (茶室)全部で4室の茶室が有ります

  商号「植治」の小川治兵衛の手になる回遊式庭園

  赤松の柾目の床柱。材木商のベテランが舌を巻くほどの貴重なものだそうです

     遠く城崎から運んできた自然のままのつくばいと、鞍馬から運び出した沓脱石

    円山応挙の作と言われる欄間の扇。他にも有名な作者で欄間が構成されています。

  大正4年東郷平八郎が書き記した「清流亭」の揮毫 名付け親だそうです。

     遠く奈良の東大寺より運び込んだ東大寺の礎石です。


そこに車を置かせて貰って、南禅寺周辺を散策。
「無鄰菴」や、インクラインなどを見学。食事もゆっくりと時間をかけて楽しみました。
次回はこのメンバーでの旅行も考えながら京都駅まで送りました。

                             無鄰菴庭園

折しも、駅周辺では強固な警備が敷かれていました。
八条口の近くで車はストップ。何かと思えば天皇、皇后両陛下が京都へ来られ、目の前を通って行かれました。
皇后陛下が手を振られているのだけお見受けしました。
国際会議へのご出席だそうです。
二人を下し、縦貫道経由でKさんを送り、自宅へと戻りました。
庭園業のKさんのおかげで、貴重な建物や庭園を見させて貰いました。
本当に素敵な、楽しい二日間でした!!(^O^)/