旧羽州街道・旧国道13号探訪（横山編）

旧国道13号と旧羽州街道の探訪続き。

オレンジはこないだの目長田踏切からきた羽州街道。（〜昭和40年代）

赤は昭和40年代に供用された目長田跨線橋から1991年まで指定されていた旧国道。

踏切が廃道になり、かならず跨線橋をわたらなくてはならなくなったのは、不便。　

【追記】跨線橋供用は、1967年とのこと。

目長田跨線橋の最頂点にこんなポイントがあるが、これが旧国道の名残。

1991年に秋田自動車道開通で国道は右の山を崩して、築堤を盛土、高架化して跨線橋からのバイパスにしたため使われなくなり廃道化した流れ。

跨線橋も当時は2車線だった。

イエローラインが国道を彷彿。

福島側から。

少し進むと、旧国道時代の企業のための取付道路に。

昔は「ヤママル醤油」という醤油工場があったとか。

13建設省のデリネーターがある。

ちなみにイエローラインは無効なようだ。

なお、このさきの横山交差点から県道41号で、左は広面右は御所野へ行く。

41号がなぜ「横山金足線」（横金線）というかといえば、昔は横山交差点が起点で右手が無かったから。

いよいよ横山の中心へ。

この先で羽州街道は右に。

昔は目抜き通りであり、たくさん店があり日赤方面へ行く交差点に信号があり、横山交差点近くには「秋田ミナミドライブイン」も。

閉店後ファミリーマートが立つも、閉店・解体された。

横山をすぎると峠越え。ここにも13建設省。

ポパッチゴルフは国道時代からあるドライバー沼飛ばしのゴルフ打ちっぱなし。

このあたりは仁井田、上北手、御所野、四ツ小屋と大字が込んでいて、学区もぐちゃぐちゃ。

昔はバスが走っていたから、仁井田小学校にバス通学する子も。

【追記】途中にはバスが廃線なのにまだ待合室が残されていた。

御野場中学校は自転車通学が許されていた。

【追記】令和元年段階の秋田市の学区指定は大字通りの杓子定規な指定であり、横山は仁井田・御野場、上北手は上北手・城南、御所野は御所野・学院。

指定変更も許されて無く、時代や交通に合わされていない。

今の交通事情ならば上北手・御所野学院か御所野・御所野学院が一番良さそう。

仁井田だと大野が大住・城南に変更されているが、こちらはどうなるか。

旧羽州街道は狭隘な坂道をかけあがり、台地の真上からまた下る難所である。

羽州街道からくっつくこのポイントで、昔はバイパス上り車線に合流。

旧羽州街道は三叉路があり、そっから旧秋田県道238号・和田御所野線として御所野へ向かう。

このあたりは昔は「秋田ドライブイン」や「上北手養鶏場」があったり、散村型の集落の散らばりやたくさんのラブホテル、等高線の込み方から山奥扱いなようだ。

じっさいバイパス北部は最近まで山だった。

旧国道はバイパス完成で左に曲げられ、タマホームの交差点→古野立体まで延長され、南インターチェンジから「和田トンネル」（廃止）を経て河辺へ。

近くの出光スタンドはバイパス下りから入れなくなったが、旧国道側に裏口をつけ対応。

むかしは上北手御所野と称したが、今はバイパス南は御所野下堤、北は御所野堤台と住居表示で御所野になっている。