野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

ちゃんと仏炎苞をそなえた雑草「カラスビシャク」(春の花 21-102)

2021年05月23日 09時32分02秒 | 

道端の小さな雑草にみえるが、ちゃんと仏炎苞をそなえた「カラスビシャク」。半夏と呼ばれる薬草だが、半夏生はまったく別の植物なので注意。毎年このカラスビシャクをみつけると、まだ目が衰えていないとちょっと安心する。見るつもりでいると、ちゃんと見える草である。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)
「シロヤマブキ」(春の花 21-26)
「 アニソドンテア・マルウァストロイデス」(春の花 21-27)
「オランダミミナグサ」(春の花 21-28)
「斑入りビンカ・マジョール」(春の花 21-29)
「チエリーセージ」(春の花 21-30)
「スズラン」(春の花 21-31)
「ユウゲショウ」(春の花 21-32)
「レンゲ」(春の花 21-33)
「フジ」(春の花 21-34)
「シラン」(春の花 21-35)
「ヒメウツギ」(春の花 21-36)
「ナルコユリ」(春の花 21-37)
「アヤメ」(春の花 21-38)
「ナデシコ」(春の花 21-39)
「クレマチス」(春の花 21-40)
「シラー・カンパニュラータ」(春の花 21-41)
「ブルビネ・フルテッセンス」(春の花 21-42)
「ヒメライラック」(春の花 21-43)
「シラー・ペルビアナ」(春の花 21-44)
「サボンソウ」(春の花 21-45)
「スパラキシス」(春の花 21-46)
「ウツギ」(春の花 21-47)
「ハマナス」(春の花 21-48)
「コデマリ」(春の花 21-49)
「シロツメクサ」(春の花 21-50)
「スズメノテッポウ」(春の花 21-51)
「モッコウバラ」(春の花 21-52)
「ムラサキツユクサ」(春の花 21-53)
「ヤマオダマキ」(春の花 21-54)
「アジュガ」(春の花 21-55)
「ハナミズキ」(春の花 21-56)
「オオアマナ」(春の花 21-57)
「ストロベリートーチ」(春の花 21-58)
「タツナミソウ」(春の花 21-59)
「オガタマノキ」(春の花 21-60)
「オランダガラシ」(春の花 21-61)
「ハハコグサ」(春の花 21-62)
「陽光桜」(春の花 21-63)
「アグロステンマ」(春の花 21-64)
「アーモンド」(春の花 21-65)
「マツバウンラン」(春の花 21-66)
「緑桜」(春の花 21-67)
「ノムラモミジ」(春の花 21-68)
「コヒガンザクラ」(春の花 21-69)
「コマツヨイグサ」(春の花 21-70)
「おかめ桜」(春の花 21-71)
「アカツメクサ」(春の花 21-72)
「ヒルザキツキミソウ」(春の花 21-73)
「ヒルガオ」(春の花 21-74)
「クサイチゴ」(春の花 21-75)
「シャリンバイ」(春の花 21-76)
「淡墨桜」(春の花 21-77)
「サルビア・ミクロフィラ 'ホットリップス'」(春の花 21-78)
「テイカカズラ」(春の花 21-79)
「マツバギク」(春の花 21-80)
「スイカズラ」(春の花 21-81)
「キソケイ」(春の花 21-82)
「オオキンケイギク」(春の花 21-83)
「ナワシロイチゴ」(春の花 21-84)
「オルレア」(春の花 21-85)
「ヘラオオバコ」(春の花 21-86)
「キンポウゲ」(春の花 21-87)
「メキシコマンネングサ」(春の花 21-88)
「ノイバラ」(春の花 21-89)
「ヤブデマリ」(春の花 21-90)
「ホメリア」(春の花 21-91)
「キツネアザミ」(春の花 21-92)
「ゴデチア」(春の花 21-93)
「エゴノキ」(春の花 21-94)
「オヤブジラミ」(春の花 21-95)
「ツリバナ」(春の花 21-96)
「ヤマボウシ」(春の花 21-97)
「リクニス・コロナリア」 (春の花 21-98)
「イモカタバミ」(春の花 21-99)
「ハナビシソウ」(春の花 21-100)
「桐」(春の花 21-101)

■早春の花シリーズ001~055はこちらをごらんください。

「カラスビシャク」

 カラスビシャク [烏柄杓]

開花時期 5月 、 6月 、 7月 、 8月
花の特徴 花茎は葉の根元で分かれ、葉より高く伸びる。 そして花茎の先端に長さ6~7センチくらいの筒状で上部が開いた緑色の苞(仏炎苞)をつける。 仏炎苞に包まれるようにして棒状の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出す。
葉の特徴 葉には10センチくらいの長い柄があって根元から立ち上がり、3枚の小葉が1組の葉を2~3枚つける。 1つの小葉の長さは5~10センチくらいの長い楕円形で、先端は尖っている。 葉柄の中ほどにはムカゴをつける。
実の特徴 花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
その他 和名の由来は、仏炎苞を「柄杓」に見立て、人が使うには小さいということで名づけられた。 塊茎は半夏(はんげ)という生薬に用いられる。 鎮吐作用があり、半夏湯(はんげとう)などの漢方薬に配合される。 俳句の季語は夏である。 属名の Pinellia はイタリアの植物学者「ピネリ(G. V. Pinelli)さん」の名からきている。 種小名の ternata は「三数の」という意味である。
生育地 田畑や道ばた、草地
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 30~40センチ
分布 日本全土に分布 朝鮮半島、中国
名前の読み からすびしゃく
分類 サトイモ科 ハンゲ属
学名 Pinellia ternata



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。