野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

小さな小さな五弁の花をつける「オヤブジラミ」(春の花 21-95)

2021年05月20日 07時26分41秒 | 

小さな小さな五弁の花をつける「オヤブジラミ」。よくみるとほんのりとピンクで桜のようなかわいい花だ。茎や若い果実が紫色になるので、緑色のままの類縁のヤブジラミと区別できる。いずれにしてもかわいそうな名前だ。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)
「シロヤマブキ」(春の花 21-26)
「 アニソドンテア・マルウァストロイデス」(春の花 21-27)
「オランダミミナグサ」(春の花 21-28)
「斑入りビンカ・マジョール」(春の花 21-29)
「チエリーセージ」(春の花 21-30)
「スズラン」(春の花 21-31)
「ユウゲショウ」(春の花 21-32)
「レンゲ」(春の花 21-33)
「フジ」(春の花 21-34)
「シラン」(春の花 21-35)
「ヒメウツギ」(春の花 21-36)
「ナルコユリ」(春の花 21-37)
「アヤメ」(春の花 21-38)
「ナデシコ」(春の花 21-39)
「クレマチス」(春の花 21-40)
「シラー・カンパニュラータ」(春の花 21-41)
「ブルビネ・フルテッセンス」(春の花 21-42)
「ヒメライラック」(春の花 21-43)
「シラー・ペルビアナ」(春の花 21-44)
「サボンソウ」(春の花 21-45)
「スパラキシス」(春の花 21-46)
「ウツギ」(春の花 21-47)
「ハマナス」(春の花 21-48)
「コデマリ」(春の花 21-49)
「シロツメクサ」(春の花 21-50)
「スズメノテッポウ」(春の花 21-51)
「モッコウバラ」(春の花 21-52)
「ムラサキツユクサ」(春の花 21-53)
「ヤマオダマキ」(春の花 21-54)
「アジュガ」(春の花 21-55)
「ハナミズキ」(春の花 21-56)
「オオアマナ」(春の花 21-57)
「ストロベリートーチ」(春の花 21-58)
「タツナミソウ」(春の花 21-59)
「オガタマノキ」(春の花 21-60)
「オランダガラシ」(春の花 21-61)
「ハハコグサ」(春の花 21-62)
「陽光桜」(春の花 21-63)
「アグロステンマ」(春の花 21-64)
「アーモンド」(春の花 21-65)
「マツバウンラン」(春の花 21-66)
「緑桜」(春の花 21-67)
「ノムラモミジ」(春の花 21-68)
「コヒガンザクラ」(春の花 21-69)
「コマツヨイグサ」(春の花 21-70)
「おかめ桜」(春の花 21-71)
「アカツメクサ」(春の花 21-72)
「ヒルザキツキミソウ」(春の花 21-73)
「ヒルガオ」(春の花 21-74)
「クサイチゴ」(春の花 21-75)
「シャリンバイ」(春の花 21-76)
「淡墨桜」(春の花 21-77)
「サルビア・ミクロフィラ 'ホットリップス'」(春の花 21-78)
「テイカカズラ」(春の花 21-79)
「マツバギク」(春の花 21-80)
「スイカズラ」(春の花 21-81)
「キソケイ」(春の花 21-82)
「オオキンケイギク」(春の花 21-83)
「ナワシロイチゴ」(春の花 21-84)
「オルレア」(春の花 21-85)
「ヘラオオバコ」(春の花 21-86)
「キンポウゲ」(春の花 21-87)
「メキシコマンネングサ」(春の花 21-88)
「ノイバラ」(春の花 21-89)
「ヤブデマリ」(春の花 21-90)
「ホメリア」(春の花 21-91)
「キツネアザミ」(春の花 21-92)
「ゴデチア」(春の花 21-93)
「エゴノキ」(春の花 21-94)

■早春の花シリーズ001~055はこちらをごらんください。

オヤブジラミ(雄藪虱、学名:Torilis scabra)はセリ科ヤブジラミ属の越年草。

特徴
同属のヤブジラミによく似る。茎は直立し、上部は分枝し、高さは30-70cmになる。葉は3回3出羽状複葉になり、小葉の羽片は細かく切れ込み、葉は薄い。両面に粗い短毛が生え、裏面はしばしば白色を帯びる。

花期はヤブジラミより早く、4-5月。茎頂か、分枝した先端に複散形花序をつける。花柄は2-4個とヤブジラミより少ない。花は白色の5弁花。複散形花序の下にある総苞片は0-1個で糸状で短く、小花序の下にある小総苞片は線形で斜上し小花序と同じ長さ。果実は長さ4.5-6mmの長楕円形で、果実の刺毛はやや長く、先端が鉤状に内側に曲がる。

日なたに生育するものは、茎や若い果実が紫色を帯びる。種小名 scabra は「粗面」の意味で、和名はヤブジラミと比較して果実が大きいことによる。

分布と生育環境
日本では、本州、四国、九州、琉球に分布し、原野や道ばたにふつうに生育する。世界では、朝鮮、中国(本土・台湾)に分布する。



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